ボブ家ごはんのレシピその16 ― もりもりチキンの煮込みハンバーグ

「うーん・・・最近ハンバーグ食べてないなぁー。」

とびっきりの食いしん坊、ハンバーグ師匠の弟子になりたい、シロクマのゴロオでっす。

最近ね、ハンバーグ食べてないってことに気が付いたの。テレビのグルメ番組ではさぁ、何かとハンバーグって出てくるじゃない？洋食屋さんの目玉焼きのったハンバーグ！とか、肉汁たっぷり飲めるハンバーグ！とか、牛肉100%のじゅぅじゅぅ鉄板ハンバーグ！とかさぁあ。

我が家はね、リンくんが牛さん豚さんNGだから、鶏さんでいろんな肉料理のレシピをマネしてきてるんだ。シウマイ、餃子、麻婆茄子に鶏汁・・・。だけどね、実は、チキンハンバーグはまだチャレンジしてなかったんだ。
その理由はとっても単純でね。大好きなイシイのチキンハンバーグが近所のスーパーでもリーズナブルに買えるからなんだよ。「レンチンするだけでこんなにおいしいんだから、もうハンバーグはこれがいいよねぇ！」ってずっと言ってきてた。

そう、それは間違ってない。地元チーバで子供の頃から大変お世話になった、大大大好きなイシイのハンバーグ。それはこれからも変わらずお世話にはなるの。

でも。
でもでもでもでも！なんだか急にもりもりハンバーグが食べたくなったの！数とかサイズとか気にせずに大量に作って、鍋からごっそり盛り付けておかわり自由な、おうちの煮込みハンバーグがしたくなったの！

ってなわけで、不定期開催のこのコーナー！いってみよう！

ちゃーらららーらっ。ちゃーらららーらっ。🎵

せーのっ。

「ボブ家ごはん！」

さぁ、レッツチャレンジ！

<レシピ名>
もりもりチキンの煮込みハンバーグ

<所要>
1.5時間

<材料>
ニンゲン2人とボブ家みんなの分 x 2食

※我が家では作り置き分もと思って、この分量で作ったら8個になりました。丸める大きさにもよるけど、8～10個くらいできると思います。お弁当用には小さめにするなどアレンジしてね。

【ハンバーグ】

鶏むね肉	約600g（2枚）
高野豆腐	25g（乾燥3個）
水（ハンバーグ用）	100ml
玉ねぎ（ハンバーグ用: A）	1個
塩こうじ	大さじ3
片栗粉	大さじ3
玉子	1個
ブラックペッパー	適量（ミルで10回くらい）
ナツメグ	適量（20振りくらい）
オリーブオイル	大さじ2

【ソース】

玉ねぎ（ソース用: B）	1個
赤ワイン	200ml
水（ソース用）	100ml
ウスターソース	100ml
無塩ケチャップ	120g
すりおろしにんにく（チューブ）	大さじ1
ローレル	2枚

※ケチャップについては、我が家は減塩を気にしているので無塩のものを使いましたが、通常の塩分の入ったケチャップで問題ないです。その場合は量を調整するなどして、お好みの塩分に仕上げてください。
※赤ワインはすっごく安いやつで大丈夫です。1本300円くらいから買えるので、普段飲まない方でも調味料として用意できたらぜひ。

【付け合わせ】

にんじん	1本
ブロッコリー	適量

※一例。ぶっちゃけ、お好みです。まいたけのソテーもおいしかったし、ほうれん草は彩りもよくて合いましたよ。

<作り方>

さっそくハンバーグ種を作るよ！
ボブ家レシピではおなじみ、フードプロセッサー（以下、フープロ）にご登場いただくよ。リンくんの愛機「てすこ」、大活躍です。

つなぎに使う高野豆腐を戻します。
ゆっくりと水で戻してもいいんだと思うけどね、我が家ではレンチンしちゃいます。耐熱容器に高野豆腐を入れて、水を100ml注ぎます。フタをしたら、600Wで3分くらい。水を吸って高野豆腐が柔らかくなっていればOKです。
1の高野豆腐の粗熱が取れたら、みじん切りにします。
包丁でやっても、フープロでやっても、どちらでもOKです。
玉ねぎ（ソース用・ハンバーグ用合わせて2個）の皮をむき、1個（ソース用: B）は半分に切ってからくし切り、もう1個（ハンバーグ用: A）はみじん切りにします。
ハンバーグ用（A）の方のみじん切りは、包丁でやっても、粗く切ってからフープロでやっても、どちらでもOKです。
ソース用（B）のくし切り玉ねぎの下ごしらえを、並行して進めておきます。耐熱容器に入れて玉ねぎの深さ半分くらいの少しの水（分量外）を注ぎ、ふたをしたらレンチンして柔らかくしておきます。600Wで5分くらい、もしくは茹で野菜モード等で。
鶏むね肉の皮を取ってから、包丁もしくはキッチンバサミで2cm角くらいに切ります。
（ボブ家ではよりヘルシーにしたいので皮を取るけど、気にしない人はもちろんそのままでもよいよ。）
ズボラなリンくんは、キッチンバサミを片手にフープロの上でチョキチョキしながら、そのまま投入します・・・。
5の鶏むね肉をフープロに入れたら、塩こうじを加えて、ひき肉にします。
機種にもよると思うけど、ガガッガガッと1秒回しを10回ほど繰り返して、全体が細かくなればOKです。
ハンバーグ種を混ぜていきます。
大きめのボウルに、2の高野豆腐のみじん切り、3の玉ねぎのみじん切り、6の鶏むねのひき肉を入れ、さらに、片栗粉、玉子、ブラックペッパー、ナツメグを加えます。
さぁ、ここからは手で混ぜていくよ。ぐるぐるこねこね、しっかり混ざれば大丈夫。細かいことは気にせず、おいしくなぁーれー、と念じながらこねこねするよ！

ハンバーグ種は完成です。
あっ・・・。今更だけど、このボブ家レシピではいつもブロック肉からひき肉にする工程を紹介していますが、もちろん、鶏ひき肉を買ってきてそのまま使ってもOKですからねー！

煮込みハンバーグのソースを作ります。

4で下ごしらえをしておいたレンチン後のソース用（B）玉ねぎを、深めの鍋に入れます。
ソース用の材料すべて（赤ワイン、水、ウスターソース、無塩ケチャップ、すりおろしにんにく、ローレル）を同じ鍋に入れて、弱火にかけます。
弱火のまま、15分ほど焦げないようにたまにかき混ぜながら煮詰めるよ。

いよいよ、ハンバーグを焼っくよー！
9の工程の間でソースを煮込みつつ、ハンバーグを焼き進めると効率よいです。
26cmのフライパンなら、分量の種を2回に分けて焼きます。（8等分にする場合は4個ずつ、10等分にする場合は5個ずつ、ということです。）ホットプレートなど大きい鉄板の場合は気にせずじゃんじゃん焼いてくださいませ。

冷たいフライパンにオリーブオイルを大さじ2ほど入れます。
ハンバーグの種をざっと8～10等分にして、手で丸めていきます。少しだけ手に水をつけてから丸めると種が手指にくっつきにくくなります。
丸めたハンバーグの種を、冷たいフライパンに間隔を空けてのせていきます。
中火で片面を焼きます。動かさずに5分。しっかり焼き目がついていたらフライ返しでひっくり返します。
もし焼き目がついていない、もしくは薄いようなら、さらに2-3分、様子を見ながら火を加えてください。
煮込みハンバーグなので最終的にはソースのなかで火は通るのですが、周りの焼き目が弱いと形が崩れてしまうので、ちゃんと焼き目があったほうがいいです。
裏面も5分ほど。同じく焼き目をつけるよ。
両面しっかり焼き目がついたら、そのまま9のソースの鍋にドボンドボンと投入！
残りの種も同じく丸めてフライパンにのせて、両面を焼いて、ソースの鍋に投入してね。
（あくまで家庭料理なので、1回目と2回目のタイミングの差があることには目をつぶってくださいませ・・・。）

さぁ。いよいよ仕上げ！

ソースの鍋にハンバーグをすべて投入したら、そのまま煮込み続けます。ハンバーグを入れてから30分程度が目安。焦げないように途中かき混ぜながら、鍋の面倒をみてあげてね。
さ、17で煮込んでいる間に、カンタンな付け合わせを準備するよ！
にんじん1本はヘタを切り落としてから、タテに4等分して、さらにヨコに半分にします。8等分。ボブ家では皮も栄養なのでむきません！気になる人はむいてね。
耐熱容器に入れて、少しだけ水を加えレンチンするだけです。600Wで約10分すると、結構柔らかめになって、青臭さもなくなり食べやすくなります。
ブロッコリーは小房に分けて、こちらも耐熱容器に入れてレンチンで。レンジの茹で野菜モード、もしくは600Wで6分程度。固さはお好みです。
もしくは、冷凍ブロッコリーでももちろんOK！我が家も重宝してます。

盛り付けー！