ボブ家の台所にストウブがやってきた
ぷくぷくぷくぷく・・・
「この黒いの、なぁに?」
リンくんにたずねると、返ってきた答えはこうだった。
「ボブ家の台所にストウブがやってきたよ。さぁおいしいもの、作ろう!」
「ストウブ?」
「そ。フランス製のお高級なお鍋だって。」
オトモダチのみなさん、こんにちわーに。
アザラシのフクこと鰒太郎です。
フクはね、おいしいものに目がないの。
「フクの好きなもの、いっぱい作ろう。さぁー、レシピ探して研究せねば、せっかく買ったからには毎日使う勢いでいくよー!」
これまでの我が家の台所のスタメン鍋は、3つ。
20cmの行平鍋(浅いのと深いの)が2つ、それから、22cmの蒸し器にもなるアルミ鍋。どれもひとつ2,000円もしない庶民派鍋だ。フライパンはカタログギフトでもらったやつだし、ヤカンだって、20年選手くらいなんじゃなかろうかという、ベテランだ。
それなのに。10倍くらいの値段のする、新しい高級鍋を買ったらしい。
アマゾンのセールで安く買えたとはいえ、なかなかな勇気のいる行動だと思う。
「お米炊くとめっちゃいいらしいぞ!」とか、「無水調理できるってよ!」とか、「見た目がカッコいいよなぁ!」とか、いろんなことをケンイツエンチョーからプレゼンされたらしい。いや、実のところ、そのエンチョーは、料理はほとんどリンくんに任せてるんだけどもね。我がボブ家のメシタキ担当のリンくんは、むしろ最初は否定的だった。
「えー・・・。安くはなってるとはいえ、めっちゃ高級じゃないか?普段アルミの安い鍋でお米炊けてるし、困ってないよ?あと、ストウブって重いんでしょ。」
リンくんが乗り気のしない意見を述べる中、フクが購入したい派のケンイツエンチョーに便乗した。
「フク、おいしいもの、いっぱい食べたい!!!お肉煮込んだやつとかさー、炊き込みご飯とかさー!ねー、いいでしょ!」
「ほうー・・・フクが食べたいっていうんじゃぁ、しょうがないね。」
「うん!ストウブ買おう!ストウブでおいしいもの作って!」
「うーむ。じゃぁ、せっかく買うんだったら、使わないのが一番もったいないから、我が家のスタメン鍋になってもらおうじゃないか。うーむ。うーむ。」
・・・ポチ。
そんなわけで、フクが一生懸命援護した結果、リンくんは、アマゾンでクリック。プライムの即日配送の恩恵を受けて、ストウブはその日の夜に到着したってわけ。
「ねぇねぇ、何作るの?」
「ネットでいろいろレシピ探してみたんだけど、初心者はコレを作れってさ。「鶏肉と野菜の蒸し焼き」。コレを作ると、ストウブの魅力がわかるらしい。」
「わーい!」
テレビ見ながらだらだら待っていたら、いい匂いがしてきたの。
クンクン、クンクン
「できたよー!」
リンくんが台所から呼ぶ声がした。
さぁ、どれどれ、初めてのストウブ調理はどうかな?とみんなで話しながら、我が家のオハナ(家族)それぞれが、いつもの定位位置についた。
「せーのっ!いっただっきまーす!!!」
ふふふ。今宵の食卓には黒いピカピカした立派なお鍋が乗ってて、なんだかごちそう気分!
肝心のお味はというと、おヤサイの旨みが溶け込んだスープが絶品、鶏肉もホロホロしてとってもおいしかったんだぁ。これで水は入れてないんだっていうから、たしかにビックリだよ。
「これからどんどん寒くなる季節だしさ、メシタキ担当リンシェフ、ちゃんと料理作ってよね!」
「はぁーい。ストウブ、使い倒してやるぅ・・・・ゴゴゴゴゴ・・・・。あ、フクもたまにはお手伝いしてよ?」
「フクはねー、あのねー、食べるお手伝いするんだもーんねっ!ぷくぷくぷくぷく・・・」
えっへへ!ごちそうさまでしたぁ!
フク(鰒太郎)
※参照したレシピはコチラ↓↓↓
初めてのストウブ料理は「鶏肉と野菜の蒸し焼き」にすべき3つの理由。簡単美味しいレシピもあるよ / しんラボ ワインと究極のストウブグルメを求めて
「ボブ家ごはんのレシピ その16 ー もりもりチキンの煮込みハンバーグ」
https://bobingreen.com/2022/11/11/2998/