ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第3回 我孫子駅の「弥生軒」であえての唐揚以外

「うぉぉ!17,000歩!ようやく我孫子駅にとーちゃーくっ!」

オトモダチのみなさん、こんにちわーに!ライオンのボブぞです。

ココはチーバは我孫子。アッ、我孫子って、もしかすると県外の人には難読地名かもしれないね?我孫子(あびこ)って読むんだよ。JR常磐線快速で、松戸→柏→我孫子。松戸のお隣は金町駅だから、比較的都内に近いチーバ北西部の町だよ。

よーっし!ちゃんと第3回がやってきたぞ。おで、ボブぞの新コーナー、「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば」!
今日はね、手賀沼でぐるっと野鳥さんぽをした後に、リンくんと一緒に、かの著名な画伯山下清先生が働いていたという有名な駅そば、「弥生軒」に初潜入だよ。

「弥生軒」は全部で4店舗。うち1店舗はお隣の天王台駅にあるけれど、残り3店舗はココ我孫子駅の構内にあるんだ。我孫子駅にはある3店舗のうち、常磐線快速上りホームにある5号店にお邪魔したよ。ちなみに下りホームに2店舗あって、前方にあるのが8号店、後方にあるのが6号店だよ。8っていう番号まであるんだから、以前はもしかすると他のホームや近辺にもお店があったのかもしれないね。(ちなみに2号店というお店が5号店の裏手にあるけれど、そこは売店で立ち食いそば屋さんではないです。)

“お邪魔したのは「弥生軒 5号店」、JR常磐線快速上りホームにあるよ”

クンクン・・・!
クンクン・・・!

もうね、ホームに降りると、ふわーんっと、油ものの香ばしさと濃いぃおしょうゆを彷彿とさせるおつゆが混ざったいいニオイが、おでのお鼻を刺激してくるの!

この揚げものの香りの正体はというとね、ココ「弥生軒」の名物、唐揚。いろんなテレビ番組やらネットニュースやらで取り上げられる、知る人ぞ知るお店なんだけれど、みーんなみんな、注文するべきは、唐揚そばなんだと言う。

「リンくんってさぁ、唐揚、食べられるの?」

「え!食べるよぉ、鶏の唐揚は好きだけれど、今は無理かも。ちょっと油っこそうだし・・・。」

だよね、だよねー。油ものがさほど得意じゃないうちのリンくんが、初見の立ち食いそば屋さんで、いくら名物だからといって唐揚そばをすするとは思えなかった。

リンくんに抱っこされて記念撮影。「彌生軒はぼくが働らいていたお店です 山下清」、と画伯の自筆の文字が印刷された掲示。そして昭和35年当時の手賀沼公園の絵も貼られていた。その下には、手賀沼のうなきちさんとあびかちゃんがお出迎えしてくれている。

“クンクン・・・!クンクン・・・!いいニオイ!”
“記念撮影!手賀沼のうなきちさんとあびかちゃんもいる”
“山下清画伯の説明が貼ってあるよ”

おではそのまま店先に貼られたメニューを眺めて、しばし悩んだ。

「むーん、かけそばは320円か。安いね?あぁでも、ちょっとさみしいような。・・・ヨシ、わかめをのせてみよう!今日はわかめそば!」

“名物は唐揚そばだけど、うちのリンくんはわかめそばにするってさ”

入口の引き戸をガラっと開けて、すぐ右手にある食券機の前に立った。「わかめそば・うどん」のボタンをえいやっと押して、390円をPASMOでピピッとお支払いを済ませた。

タイミング良く、おでらが入店したときにはちょうどお客さんはゼロ。あまりに混んでいるところへライオンのおでがそばをすすっていたらみんなびっくりしちゃうでしょ?

カウンターで店員のおばちゃまに食券を渡し「おそばで。」と伝えると、特等席っぽい、Nゲージの置いてある真横の位置を陣取った。

“先客ゼロ。特等席(といっても立ち食いだけど)をゲット”

ふぅ・・・!とりあえず注文という大仕事を終えておでが一息ついていると、ホームに電車が到着した。

発車ベルが鳴るや否や、引き戸がガラガラっと立て続けに開いて、おでらしかいなかった店内にお客さんがどどっと!あらら、一気に5人もやってきたよ!
みーんな、男性の一人客。いうなれば、オッサン。女性はひとりもおらず、老いも若きもみんな手慣れた様子で食券を買い、おばちゃまに注文を済ませていく。

あーっという間に狭い店内のカウンターは、ほぼ満席状態になってしまった。恐るべし「弥生軒」!やっぱり有名店。聞くところによれば、我孫子に用事がなくても「弥生軒」で唐揚そばを食べるというだけの目的でやってくる人もいるらしいぞ。

「 そばの、唐揚げ。亅

「 2個。食べていきます。亅

「 そば。唐揚げは持ち帰りで。亅

・・・ン?ほう、そんなのもあるのか!
各々の呪文のような注文を聞いていたら、最後の、持ち帰りが気になった。

そばに持ち帰り2個のお客さん。

店員のおばちゃまの手元の動きを見ていたらね、取っ手のついた白い小さなビニール袋(スーパーの袋の小さい版、あぁ、コンビニのいっちばん小さいサイズ、といったらいいだろうか)に、お持ち帰りの唐揚を直接入れてるの!パックとか紙袋とか、入れないんだよ。おで、内心、”ひー!”って叫んじゃった。だってさ、油もれたらどうしよう、とかもしカバンに入れててビニール袋切れちゃったらどうしよう、とかドキドキしちゃうもん。

ハァー!周囲の動きに気を取られてしまってたよ。いかんいかん!
知らず知らずのうちに(いや、リンくんが呼ばれて受け取りに行って)目の前に着丼したおそばをいただくよ。
では、ココロ静かに手を合わせて。

「いっただっきまーす!」

“着丼!いっただっきまーす!”

ほぉー!この見た目はなっかなかにインパクトあるよ。
たかがわかめそば、されどわかめそば。大盛トッピングとかしたわけじゃなくて、こーんなに盛りっ盛りにわかめが乗ってる立ち食いそばなんて見たことがないよ!
まるでふえるわかめちゃんを目測誤って入れ過ぎて、モッサモサに増えちゃったみたいな感じだ。
それ以外には、意外とめずらしいんじゃないかというかまぼこが1枚に、定番の長ネギ。

“こちらがわかめそば。ふえるわかめちゃんを入れ過ぎてモッサモサになったくらいの大量のわかめ”

さぁて、ひとくちおつゆをいただこうかな!

ぞぞっ!

おつゆはしっかり濃い味でおしょうゆがガンガン効いてるタイプ。バランスとしては、我が家の好みよりはちょいキモチ甘めかなっていうくらい。お出汁感よりもおしょうゆ感が強いけれど、ちゃんとおいしい。多分だけど、唐揚みたいなパンチのあるものを乗せるから、おつゆもこれくらい強くないと負けちゃうんだろうなぁっていう気がする。レビューとか見てると、唐揚の衣をこのおつゆにひったひたにして食べるのがうまいって書いてあるもんね。おつゆを飲んでみて、納得だよ。

“濃いめのおつゆが唐揚と合うらしいんだよねー、なんだかわかる納得の一杯”

わかめの山の下からおそばを引っ張り出してひとくちすする。

おそば自体は太め、柔らかめ、そして白め。割り箸で持ち上げると、その角でぶつっと切れちゃう感じの柔い麺なんだ。そばの香りとか味とか、ハッキリした主張はあまりせずかな。ある意味駅の立ち食いそばっぽさという意味ではスタンダードな茹で置き麺だと思う。

そしてメインのわかめ!とにかく量が多いのよ!これはねぇ、うちのケンイツエンチョーなら「ケチくさくなくていいねぇ」って褒めるやつだよ。実際食べてみると、シャキシャキする歯ごたえで、おで、海藻を食べてるぞー!健康だぞー!食物繊維だぞー!って感じがするの。おそばが柔らかくて存在感が薄い分、わかめと絡めて食べると、わかめそばというよりは「そば入りわかめ」を食べてる感じになったよ。

「ボブぞ、わかめは罪悪感なくていいねぇ。モリモリ食べちゃう!亅

「いんや、まぁ、そうね。でも塩分は多そうだけどね?リンくん、血圧高いんだから、全部飲まないでよ?」

「あいやー、さすがに濃いから無理だなぁ。ちゃんとおつゆは残しますよ。亅

憧れの弥生軒、チーバが誇るべき立ち食いそばの名店、弥生軒。

おで、ついにデビューしたぞ!

次はケンイツエンチョーと一緒に来て、唐揚もひとくちもーらおっと。

以上、「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば」第3回は、我孫子駅の「弥生軒」であえてのからあげ以外でした。

今回も大成功!
せーのっ。ナイスぅぞぞっ!

ボブぞ

“ナイスぅぞぞっ!”

※このコーナー「ボブぞのぞぞっとっ立ち食いそば」の元ネタ、大好きなテレビ番組「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」でも塚っちゃんが訪問してたぞ!↓↓↓

BS日テレ 「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」千葉・我孫子 天才画家の足跡を味わう一杯 2023/10/30(月)22:00~放送
https://www.bs4.jp/tachiguisoba_bs4/articles/2pmjkrr41w1nj8iu.html

弥生軒 5号店 千葉県我孫子市 JR我孫子駅構内(食べログサイト)
https://tabelog.com/chiba/A1203/A120304/12048661/

山下清 画伯 公式サイト
http://www.yamashita-kiyoshi.gr.jp/

我孫子のキャラクターたち 我孫子インフォメーションセンターホームページ
https://www.abikoinfo.jp/character

千葉県我孫子市 公式ホームページ
https://www.city.abiko.chiba.jp/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第2回 おどろき!高砂「新角」の生春菊そば」
https://bobingreen.com/2024/04/24/9079/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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