すずのチェキ初体験
カシャッ・・・ジィーーーー
「おっほう!なんだァコレ!」
「初代チェキ、懐かしいねぇ、というかよく動いてるね。」
ウサギのすずこと、鈴之助です。
あのね、すず、オヤビン(親分。ライオンのボブぞのこと)のマネして、カメラマンやってみたの!
ケンイツエンチョーがずっとカイシャに置きっぱなしにしていたチェキを持って帰ってきてくれてね。中にまだフィルムが残ってるから、遊んでいいよって貸してくれたんだ。
「せっかくだから、すず、スズメさん撮ってあげるのー!」
「おぉっ、それはスズメさん、うれしいかもなぁ。ボブおとの面接用の写真にしたら?」
「あはっ!それはすず、責任ジューダイだねぇ。」
「はーいっ!スズメさーん!コッチ向いてー!」
「あ、ちょっとすず、待って。画角チェックしないと。」
すずがシャッターボタンを押そうとしたら、リンくんが横から口をはさんでくるんだ。デジカメやスマホと違って、1枚1枚がフィルムで結構お高くて貴重なんだってさ、だからって、そんなに慎重にならなくたっていいじゃない。
「すずはアーティストだよ、直感で勝負するんだもん。」
「あ・・・そうか、ゲージュツガクブだもんね。じゃ、お任せしますよ。」
ふふ。もう押しちゃったもんねーだ!
さぁ、スズメさんを撮った大事な1枚を持って、カミ(ボブおさん)との面接に向かうよ。
そして、お名前が決まったら、余白に書いてもらうんだもんね。いいアイディアでしょ?
あはっ!チェキ、面白いなぁ!
すず(鈴之助)
※カミとスズメさん、すずの三者面談が終わって、無事にスズメさんのお名前が決まったよ。
スズメの”うづめ”ちゃん、ちゃんとペンでお名前も書いてもらったよ。大切な記念の1枚だね。