ボブこのバラ園ハロウィン

「やってきました、秋バラの季節!さぁどれくらい咲いてるかしら?」

「今年は夏の間あまりに暑くて、バラ園に遊びに来る気持ちになれなかったもんね。最後、6月にアジサイを見に来てからだから・・・4ヶ月ぶりくらいかも。」

ハァイ、みなさんこんにちわーに。ライオンのボブこよ。

今日は、わたしの”秘密の花園”、大好きな京成バラ園の秋バラの様子をご紹介するわね。しかも、今年はハロウィン仕様!わたしもすこぉしだけハロウィンぽい格好に着替えてやってきたよ。

「ボブこ、黒も似合うね?」

「うふふ。『黒は女を美しく見せるんだから。』」

「それ、オソノさんがいうやつじゃん。自分で言ってどぉするのよ。」

うふふ、うふふ。

今は、平日キンヨービの15時過ぎ。

リンくんに買ってもらった黒いレースのマントと、紫のリボンのカチューシャをまとって、入り口をくぐったの。みずみずしい朝のバラ園も好きなんだけれどね、実は、夕方の暖かな色の光越しに見るバラも、とってもキレイなのよ。西側からナナメに降り注ぐ光と、だんだんと影の先が伸びてゆく景色は、ちょっとドラマチックね。

今年の秋の京成バラ園のテーマは「ハーベストローズガーデン」ですって。さぁ、どんな装飾があるかな?どれくらいバラは咲いているかな?
ワクワク!園内を撮影しながらお散歩するね。

“この秋のイベントは「ハーベストローズガーデン」だって!”

「おわー!カボチャ!アレっ、アッチコッチにカボチャがいるよ。」

「リンくん、アナタ、もうちょっと雰囲気ってものがあるでしょう?ジャック・オー・ランタンと言ってちょうだい。」

「あら、失礼しました。ボブこさん、ジャック・オー・ランタンの横で撮ろっか。」

ハロウィンといえば、カボチャ。バラの前にカボチャだなんて、リンくんらしいわね・・・。でもモデルのわたしとしては、ちゃんとカメラマンの言うことも聞くのよ。コッチのジャック、アッチのジャック、あらあそこにも、あらあんなところにも。見かけるたびに一緒に撮影を繰り返したよ。

「夜はライトアップするのかなぁ?確か週末限定の営業時間延長あったはずだよね?」

「そうねぇ・・・。見てみたい気はするけれど、なかなか夜間営業は来られてないね。」

「フン、だって、リンくん、追加料金取られるからでしょ?」

「あ・・・いや、うーん、まぁ、そういうこともあるかもだけど。」

年パス(年間パスポート)を持っているリンくん、追加料金の必要なイベントのときは連れて来てくれないのよ。

「空いているときに来られるのがイチバンでしょ?自由に撮影したいし。」

ハイハイ、そうね。

でもね。確かに、とても、とっても空いている。もうそこかしこでバラは開花を始めていて、秋のピークを迎えつつあるというのに、来場するニンゲンはまばらなの。閉園は17時。すでに入場して1時間ほど経って、16時過ぎだから、確かに、閉園前に滑り込みでやってこられるのはご近所住みの年パス保持者の優越感なのかもしれないわね。

いつもだったら、みんなが休憩しているベンチエリア。今日はジャックしか、いない。

いつもだったら、カップルたちが撮影している愛のガゼボ。今日はジャックしか、いない。

バラ園のなかでも、特に好きな撮影スポットがいくつかあってね。咲き具合はどうかしら?と思ってぐるぐると歩いてみたのだけど、今日は特に、コテージガーデンの入り口にある、ピンク色の品種が美しく咲いていたよ。ブリリアントピンクアイスバーグっていう種類ですって。オレンジ色の夕方の光と名の通りブリリアントなピンク色、中心部にかけて白く変わっていくグラデーションが混ざって、目にも鮮やかなの。

「わたしの好きな色ね。」

通称ミラコブルー、リンくんの愛機カメラのひとつである、ミラこ(ソニーのミラーレス一眼)はブルーがとってもはっきりと美しく映るのだけれどね。このオレンジ・ピンクの花弁、そして茎葉の優しいグリーンが、ミラコブルーの秋空に向かって、力強く咲き誇っている。

大温室のなかにあるインスタレーションも、ものすごく美しかったわ。訪れるたびに、季節や天気、時間帯によって、毎回違う光を見せてくれるのね。キラキラと万華鏡みたいに輝いて、晴れの日なら床にもステンドグラスのような色付きの影を楽しむことができるの。このバラ園で数少ない屋根のあるエリアで、幻想的な光の変化を楽しめる、撮影にぴったりなオススメスポットよ。

“床に映る影も美しいでしょ”
“キラッキラ!万華鏡みたいなの”

そして、今回もちゃんとバラのブランコにも乗ってきたわよ!このブランコは春バラと秋バラのふたつの季節のイベント期間中にだけ設置される特別仕様なのね。座面が大きくないしわたしってばひとりでおすわりするのはちょっとニガテだから怖かったけれど、ゆぅらゆら、優しい風に揺られてブランコを楽しんできたよ。

“アリスのバラのブランコ”

さぁ。まだまだ楽しめるけれども、もう閉園の時間が近づいてきたわ。

「そういえば、ハロウィン仕様なのに、誰にもトリック・オア・トリートしてない・・・。」

「あは、そうだったね。だって、だれもいないんだもんね。帰りがけ、何か甘いもの買おうかね。」

「うんっ!あ、リンくん、ワインもお願いね。」

うふふ。さぁ、ハロウィン仕様のバラ園、とっても美しくて楽しかったでしょ?

ハロウィンはもう間近だけれど、秋バラ季節のイベント「ハーベストローズガーデン」は11月23日(祝)まで続くらしいの。また少し日を置いてから、遊びに来よぉっと!🎵

ボブこ

京成バラ園 「ハーベストローズガーデン」 (千葉県八千代市)
2023年10月6日(金)~2023年11月23日(祝)
https://www.keiseirose.co.jp/garden/event/

※Rin注: 「黒は女を美しく見せるんだから」は、映画「魔女の宅急便」よりオソノさんのセリフでした
参考↓↓↓
https://www.eiga-square.jp/title/majo_no_takyubin/quotes/10

「ローズヒップのお楽しみ」
https://bobingreen.com/2022/11/07/2934/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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