初日の出の静寂（新年のご挨拶 – 卯 2023年）

皆さま、あけましておめでとうございます。

「天照小獅子（アマテラスのこじし）」こと？、ライオンのボブおです。

今年も無事に初日の出を拝むことができました。おれらが暮らす団地のベランダ、通称みどりテラスは、南東を向いていてね。うちはラッキーなことに5階建ての5階の角部屋で、目の前を遮るものもないから、お日さまの光を浴びるのには最高な場所なんだよ。

2023年1月1日。
チーバ某所の我が家の初日の出は午前6時49分。ちょっと早めでしょ？

おれは、全オハナ（家族）を代表して、ちゃんと目覚ましをかけて時間通りに起きて、眠い目をこすって、寝巻きにダウンジャケットをはおって、寒いみどりテラスへ飛び出した。

「なぁ、リンくん。今年も、よろしくな。」

「うん。ボブお。今年も一緒に初日の出を眺めることができて、とってもうれしいな。やっぱり、ボブおはすごいよね。おニーさんだし、オハナのリーダーだしさ。何よりも、”カミ”だしね。」

「うん、すっかり、もうおれは”カミ”だな。正しくは、神さまのお遣いなんだけどさ。うちのオハナたちは、そこんところよくわかってないから、おれのこと”カミ”って呼び捨てしてくるけどな。アマテラスさんが照らしてくれるこのお日さまの光ってのに、なんだかすごくココロが沸き立つんだ。すっかりおれは、アマテラスさんのとりこさ。」

「ついこないだ、お伊勢参りも行けたしね。良かったよね。」

「おう。アッそんなことしゃべってるうちに、どんどん日が昇ってきたよ。ほら、ココロを静かに、しっかり眺めようよ。」

「はぁい。ボブお、すっかりおニーさんだなぁ。」

「だから。リンくん、しばらくだまってて。大事な時間なの。シーッ。」

・・・。