9月の残暑にはヒロタのシューアイス
カンカンカカーンカンカカーンっ!
スイーツ番長、ペンギンの勘九郎でっす。
なぁなぁなぁなぁ。もう9月だってよ?
なぁなぁなぁなぁ。なんでまだこんなにあっついんだろぉ?
今日のチーバは最高気温34℃。むぅ、元来ヒンヤリ好きなペンギンのわっしとしては、ホントに今年の夏はキツイ。観測史上最も暑い夏だとな・・・。ハァ・・・。
わっしが背中をだるーんと丸くしてうなだれていたら、なんだか台所のほうからビニール袋を開ける音が聞こえた。
ガサッガサガサ・・・
ン?クンクン?クンクン?
なんだかいいニオイもするぞ・・・!
トクトクトクトク・・・
「カァァァァァンッ!リーンくーーーーん!それ!それ!」
「ハッ・・・!さすが勘九郎、気がつくのはやっ!」
「カーンッ!それ!わっしの!」
「そうそう、一緒に食べよ?」
「ちがーぅ!わっしのだもん!」
「アッアッ・・・では・・・勘九郎殿、ひとくち分けていただいてもよろしいでしょうか?」
「うむぅ、仕方あるまい。買ってきてくれた手間賃だ。食べたまえ。カーン!」
目の前にあったのは、ヒロタのシューアイスだった。ヨーグルト味はリンくんの子供の頃からの大好物だという。
「ヒロタってさぁ、全国区なのかなぁ?わたし、チーバかもしくは都内の地下鉄の駅の売店くらいでしか見たことないんだけど・・・。」
「ウーン?わっしには分からないカン。でも、食べてから調べれば?溶けちゃうよっ!」
「それもそだね。じゃあ、いっただっきまーす!」
わっしはさっそくシューアイスをがぶり。
リンくんはおともの白ワインをくぴり。
「ふはぁ、昔から変わらぬこのシュー生地の風味。ヨーグルトのさっぱり。たまらん。たまらんよ。」
リンくんはむしゃむしゃと嬉しそうにほおばっている。
わっしも負けじとくちばしの先でちょいちょいとつついて固さを確かめたあとに、いい感じに溶けてきている中のアイスにかじりつく。
リンくんとかわりばんこに三口ずつ食べたら、もうあっという間にいなくなっちゃった。
「あーん、この大きくないサイズ感もいいんだけど、やっぱりもうひとくち食べたくなっちゃうぅ。」
「おくちの中に、さっぱりしたウシさんのヨーグルトの風味が残っててさわやかカーンっ!」
まだまだ残暑厳しいこの9月には、こういうヒンヤリスイーツがいいね。
ごちそうさまでしたっ!カンカンカカーンカンカカーン!
ところで、ヒロタってみんなのおうちの近くにあるのかなぁ?知ってるオトモダチは、ぜひ教えてねー。
勘九郎
※Rin注: 後日譚。ヒロタをなんとなくチーバ(千葉県)の会社なんじゃないかと思っていたのだけれど。
調べてみたら、創業地は大阪で、本社はトーキョー(東京都千代田区)だった!
HIROTAの歴史 (株式会社洋菓子のヒロタ 公式ホームページ内)
https://www.the-hirota.co.jp/html/page8.html
1924年創業・・・って、エェッ!来年で100年じゃないかっ!社史に、マッカーサーに誕生日ケーキを贈ったとかって書いてあるけど、ものすごい、歴史の教科書並の偉業だ。
戦後、神戸元町に店舗と工場を作って、シューアイスができたのが、なんと1964年。えぇっと、59年前?ほぅ・・・。なんでチーバの会社だと思ったんだろうわたし。
バリの日本航空ビルに店を出して?ふむふむ、チーバに工場を作って?あぁ・・・いろいろ展開したけど、2001年に経営破綻、民事再生法適用。そこまで社史にしっかり書いてあるのね。
ほう。で、再起をかけた場所が東京だったのかぁ。
今となれば、工場がチーバにしか残ってないんだ。直営店舗は、トーキョー3店舗、チーバ2店舗・・・そりゃあ見なくなったわけだよ。(2023年9月現在)
いずれにしても、わたしRinが子供の頃に食べていたのと変わらぬ素朴なシューアイスを今も食べられてとっても嬉しいのです。
頑張れヒロター!来年は創業100年なのかー!
全国のオトモダチのみんなも、もし催事や出張売店で出会う機会があったら、ぜひ買ってみて欲しいな!あ!オンラインショップもちゃんとあるんだね。
「勘九郎もオススメの、ヒンヤリスイーツだカーンッ!」
お試しあれー。
株式会社 洋菓子のヒロタ 公式ホームページ&オンラインショップ
https://www.the-hirota.co.jp/
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