ずっと一緒にいる?
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ジィーっと。
明け方、おれのおなかのうえで、ジィーっと見つめる白いまぁるいカタマリ。
アザラシのフクだ。
「ねぇ。ずっと一緒にいる?」
痛いほどまっすぐな黒い瞳で、彼はおれに話しかけた。
夢の中だったのか、それとも、覚醒していたのか、今ではわからない。
ただ覚えているのは、フクのあのまぁるいカラダのずっしりとした重みだ。
生命と言葉と精神の重み。
「ねぇ、フクとずっと一緒にいてくれる?」
そういって、おれの目の前で不安げに微笑んだ彼。
うん。一緒にいよう。絶対に。
おれはそう約束した。
ケンイツ
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「すずフク、至福のエンチョータイム」
https://bobingreen.com/2024/02/09/8155/
「フクの愛されプリケツ」
https://bobingreen.com/2023/01/17/3487/