お花見楽しいね!おだんごおいしいね! — 子鬼の有楽町 はじめてのお花見

きゅわきゅわきゅわ・・・
今日は「若旦那」(※リンのことを彼らはそう呼ぶ)とお出かけだって!
「有楽町、お花見行ってみる?」
「え?有楽町、お出かけしていいの?」
「有楽町、鳴家だよ。おうちを守る子鬼なんだよ?いいの?いいの?」
「ねぇ若旦那ー!いいの?いいの?」
「いいよー!おだんご持ってお花見行こう。」
きゅわきゅわきゅわ・・・
おはなみ!おはなみ!おはなみって何だー?
おだんごあるって!うれしいな!うれしいな!うれしいな!
「お花見は桜の花を見に行くってことだよ。いい?おだんごは食べていいけど、桜の花は食べちゃダメだからね。」
「若旦那、わかったー!!!」
きゅわきゅわきゅわ・・・

やってきたのは近所のヒミツの公園だよ。
大きな桜の木やそれ以外にもいろんな木がいっぱい植えてあるんだけどね、公衆トイレさえないくらいだから、ホントに近所の人しか来ないんだって。
それでもね、春の嵐が続いた後の、貴重な晴れ間。
園内のあちらこちらにはレジャーシートを敷いてお弁当を食べてる人たちがいるの。
老夫婦に、ちびっこ連れのママ友会に、え?!お歌を歌ってるマダムグループまで!
「なんだか今年はにぎやかだなぁー。有楽町たちが来たからかな?」

「若旦那ー!おれがおだんご運んできたんだぞ!」
有次郎は大きなリュックを背負ってやってきていた。
「有、ありがとうね。わたしはカメラとかレジャーシートとかテーブルとかいっぱい荷物あったから、有がおだんご運ぶの手伝ってくれたんだもんね?」
「そうだぞ!えっへん!」


「ホラ!!!」
じゃーん、と3種類のおだんごが出てきたの!

「それからね、若旦那にはコレ、どーぞ!」
楽太郎が自分の背と同じくらいの高さのものを取り出した。
「リラックマ?」
「リラックマだけどリラックマじゃないもん!」

「氷結!若旦那の大好きな無糖シャルちゃん(シャルドネ)だよー。」
「きゃー!楽太郎、どうもありがとう!やるぅー!」
「おうちの冷蔵庫からコッソリ持ってきたんだぞ、えっへん!」

「んじゃ、みんなでカンパイしよっか?」
「するー!おだんごとシャルちゃんで、カンパイするよー!」
せーのっ・・・
「お花見にカンパーイ!おだんごー!」





「あれ?若旦那ドコ行った?」
「なんかカメラ持ってウロウロしに行ったよ。」
「お写真撮ってるのかねぇ?」
「ねぇ?」
(若旦那、真後ろにいるのに気が付かない子鬼たちよ・・・。)

「町、テーブルの上乗ってるの?お行儀悪いねぇ。まったく。」
「エヘヘ!」
きゅわきゅわきゅわ・・・

「あ!あれもおだんご?」
鳥さんが落としたのか地面に桜の花がまるごと三輪もついたままポロリと落ちていた。

「町、それは桜の花。いーい?お約束したでしょ、おだんごは食べていいけど桜の花は食べちゃダメだよ。」
「あ、そっか!ふーん。フン!」

「アハッ!町のカワイイおしりから花が咲いた!」
アハハハハ!アハハハハ!アハハハハ!
あーお花見ピクニックは楽しいねぇ!こんなの、毎日でもしたいよね!





「お花見楽しいね!おだんごおいしいね!」
「若旦那のおだんごもオイシーよぉー?(グビッグビッ・・・)」
ひゃぁ!よかった!みんな楽しい!みんなおいしい!やったね!
きゅわきゅわきゅわ・・・
こうして子鬼の3人、有楽町は初めてのお花見を楽しみました。
若旦那(リン)はその姿をほろ酔いで眺めてはずぅっとニコニコしていましたとさ。
(おしまい)

「有楽町のおやつ — 3.10は『たけのこの里の日』」
https://bobingreen.com/2026/03/10/20202/
「カステラいちばんでんわはにばん さんじのおやつは『ゆうらくちょう!』 — 文明堂総本店のカステラ」
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「ぴのぴのぴの!3色チョコのおだんご 森永ピノ」
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