ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第11回 — 「小諸そば」でシアワセ腹満たしの「かけそば」

サンレンキュー明けの火曜日、午後2時過ぎ。おでは日本橋の街をぐるぐると歩いていた。

オトモダチのみなさん、こんにちわーに!ライオンのボブぞです。

日本橋でご用事を済ませて、さぁ今日こそ「そばよし」で無化調鰹出汁を堪能するぞ…!と意気込んでたおでとリンくん。

新日本橋からぐんぐん歩いて「そばよし」の前までたどり着くと、そこには店の外まで列ができていた。

「うぐぐ、この時間で、まだ列作ってる…!」

行列混雑嫌いのリンくんは我慢しきれず、「んじゃーもー三越の地下で買い物して帰ろーよ」、という始末。

トボトボと店の前をスルーして三越へ向かった…ところ!

「あ!小諸そば発見!」

“「小諸そば」三越前店”

「小諸そばかーぁ。随分前に行ったっきりだけど…どだったっけ?」

「おで、腹ヘリで我慢ならん!このままじゃ三越のライオンに負けちゃう!」

「ハテ?ボブぞ、三越のライオンと勝負するの?」

「アハッ!しないけどー、まぁまぁ、とにかく一杯食わせてくれよぉー。おで、もうおそば口なの。」

「んじゃ、寄ってきますか。」

というわけで、「小諸そば」三越前店へ入店!

温かいのにするか冷たいのにするか一瞬迷ったけど、今日はずいぶんと涼しくなったし、ここは「かけ」で。なんとお値段、トーキョーの中心、東京都中央区の日本橋で400円!

ちなみに食券機は現金オンリーでした。

食券をカウンターに出すと、ものの10秒で提供されたよ。

“小諸そばのかけそば 400円”

「む!むむ!どシンプル!」

丼の中身は、そばとつゆ、オンリーだ。

それもそのはず、「小諸そば」では、七味やわさびに混じって、卓上にねぎの壺が置いてあって、セルフで取り放題なのだ。

…とはいえ、外出先の蕎麦屋ではお口が臭くなるからと気にしてねぎは食べないリンくん。七味だけたっぷり振って、いざ。

「いっただっきまぁーす!」

ずっ…

おつゆをひとくち。

んー、安定の味。おしょうゆの効いたかえしは角がなくちゃんとなじんでいる。節の香りもさほど立つわけではない。不可はまったくないが、これといった飛び抜けたポイントもない感じ。つまり、普通のおいしいおそばだ。

はぁ…歩き疲れたカラダにはホッとする。いい温度のおだしが空っぽだったおでの胃を温めてくれる。

お次に、おそばをすする。

んー。もそっとしていて柔らかめの食感。太さはこんなもんかなー、おでの好みはもうちょっと細いほうが好きだけど、これ以上細いと切れちゃいそうだ。茹で置きだからぜーんぜん期待はしてないかった。でも、ズルズルと遠慮なく、すすり込んでいける優しさがある。

ピンク色のシャツのなかに白Tシャツを着ているリンくんが、ワイシャツ姿や作業服姿のオッサンらに混じって、ライオンと横並びでそばをすすっている。

「あ、飛んじゃった…。」

立ち食い席で丼を左手で持ちあげてすすっていたら、白Tシャツにおつゆを飛ばしちゃったらしい。

「んまっ、洗えばいいか。」

そういって目を丼に戻すと、ササッと、温かいつゆとそばを胃に詰め込んだのだった。

「ふはぁー!食った食った!あーおで、ようわくちょっと落ち着いたよぉー。」

「んだね。お昼何も食べないままじゃ帰り道もひもじいしね。」

「あれ、外、雲行き怪しいね?」

「そうだった、今日、夕方から雨降るって。」

んじゃ急いで帰ろう。

せーのっ!

「ごちそうさまでしたー!」

日本橋のど真ん中で400円でいただけちゃう、ナイスかけそば。

今日もーナイスぅぅぅぞぞっ!

おそば大好き、ライオンのボブぞでした!

ボブぞ

小諸そば 公式ホームページ

https://www.k-mitsuwa.co.jp/business/komoro

※Rin注: このコーナーは、ボブ家の大好きな芸人さんの出演している「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」という番組のオマージュです。

日テレBS 「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」
https://www.bs4.jp/tachiguisoba_bs4/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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