腕の中にいるクマと妄想の中にいるライオン – ころすけの旅日記(山陰&山陽編)

夜明け前の朝4時半。

大きなベッドに横たわったままボブぞの写真見たら、わぁって懐かしいキモチになった。

3日は長かったよね。夜が明けたら、もう少し。じきに会えるよ。

わたしの腕の中で、ころすけがうんうん、とうなずいた。

隣のベッドからは、リンママの寝息が、ぷふーぷふーと聞こえる。

良かったね。一緒に来られて、無事で良かったね。

はぁ。3日間もライオンたちの顔を見ていない。もう会いたいよ。

明日、無事におうちへ帰るからね。待っててよね、ボブ家のみんな。

わたしの腕の中で、ころすけがうんうん、ともう一度うなずいた。

あと30分だけ、ころすけを抱きしめていよう。
大きなベッドの上で、小さなころすけがアッチコッチ転がっていかないように。

夜が明けたら、牛窓の町を散歩へ行くんだ。

リン

“大きなベッドの上で、小さなころすけがアッチコッチ転がっていかないように”

「おっさんグマ おっさんブーに癒やされる – ころすけの旅日記(山陰&山陽編)その7」
https://bobingreen.com/2023/11/22/7084/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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