ボブ家ごはんのレシピ その14 – とれたての実山椒で仕込むちりめん山椒 –
プチッ・・・プチッ・・・。
プチッ・・・プチッ・・・。
もう盛夏がやってきたのかと思うくらい汗ばむ陽気の5月最後のニチヨービの昼下がり。
お昼ゴハンをおなかいっぱい食べてゴロゴロお昼寝モードのおでらの横で、キッチンでなにやら物音がしてたの。
リンくん・・・?何してんの?
ん?山椒の実をね、下ごしらえしてるんだよ。
???
ボブぞです。
今日はね、朝からとってもとってもいいお天気で、リンくんとエンチョーは、道の駅まで買い出しお散歩へ行ってたの。ボブ家では定期的に道の駅へ行っては地元のお米を玄米で量り売りしてもらってるんだ。3kgのお米袋を背負うのはエンチョーで、リンくんはというと、地元農家さんが作るその季節の旬のお野菜を買ってくるんだ。今日もにんじんときゅうりといろいろな野菜を仕入れられたとキャッキャキャッキャして帰ってきた。
プチッ・・・プチッ・・・。
プチッ・・・プチッ・・・。
手元をのぞき込むと、キレイな緑色したプチプチした丸い粒が細っこい枝にいっぱいついてる謎の野菜のようだ。
クンクン。なんだか知ってる独特な強い香りがするけれど、どうしても思い出せない。
コレ、何だっけ?知ってるはずなのに、クンクン香りをかいでも、見た目からも全然わからないの。
ボブぞ、コレ、みんなが大好きなごちそうにかけるやつだよぉ。山椒、ホラ、緑色の小瓶にはいった粉のやつ。あれの、採れたてホヤホヤの生の実だよ。緑色がとってもキレイでしょ?
ほぉぉぉぉぉ!!!ウナギだぁ!ボブ家みんなの大好物、ウナギの上にかけるやつだぁ!!!
え?じゃあ、今夜はウナギ?
アハッ、山椒を楽しむためにウナギ買ってくる・・・?なんて贅沢なアイディア!ボブぞ、今日のところはね、ちりめん山椒作るよ。うなぎはまた今度ね。
お?ちりめん山椒ってナンダッけ???
・・・てなわけでっ!
ちゃーらららーらっ。ちゃーらららーらっ。🎵
せーのっ。
「ボブ家ごはん!」
今日はね、リンくん初挑戦!
しびしびの実山椒の緑色が美しい、ちりめん山椒を手作りするよー。
チーバの地元産の実山椒に合わせるのは、ごくごく普通の大分産のスーパーで売ってたちりめんじゃこ(70gで299エン)。
ネットのレシピを調べつつも、ボブ家仕様でお砂糖不使用でーす。
さっ!いってみよー!
<レシピ名>
とれたての実山椒で仕込むちりめん山椒
※実山椒は1パック全部だと多そうだったので、あく抜きだけ全量して、ちりめん山椒には半量を使いましたー
<材料>
ニンゲン2人とボブ家みんなの分
実山椒 | 1パック( ※あく抜きまでは全量しておいて、ちりめん山椒には半量を使います |
ちりめんじゃこ | 1パック(70g) |
塩 | ひとつまみ |
料理酒 | 30cc |
しょう油 | 30cc |
みりん | 20cc |
※ボブ家ではしょう油は減塩を使ってます。ちりめんじゃこそのもの塩分を味見してから、お好みで調整してね
<作り方>
・実山椒の下ごしらえをします。枝から実を取り外していきます。指でプチプチしてもいいし、キッチンばさみで切っていってもOK。(リンくんはキッチンばさみでプチップチッ・・・・とひたすら切ってました。)作業していると無心になる・・・。そして指先がめちゃくちゃサワヤカないい香りになるよ・・・!フワァー!
・取り外した実を軽く水洗いして小さなゴミや汚れを取っておきます。
・小鍋にお湯を沸かします(分量外)。実山椒の全量がしっかりかぶる多めの量でゆでたほうがいいらしいです。
・お湯が沸いたら、塩を投入して、実山椒を茹でます。グラグラのまま、ボブ家では1分くらいでザルにあげました。(いろんなレシピを見ると、実山椒の鮮度や状態によって、5分以上茹でるケースもあるみたいです。指でつぶせるくらいの固さになるまで茹でる、というのが目安だそうです。)
・ザルにあげた実山椒をあく抜きします。タッパーやボウルなどに水を張って、その中に茹でた実山椒をつけておきます。ボブ家では、2時間ほどつけておきました。(辛さはモノによって違うし好みもあるので、あく抜きする目安時間は1~4時間と幅があるみたいです。途中で味見してお好みのしびれ具合などを確かめてくださいませ。)
ここまでであく抜き完了!
今回は半量はそのままジッパー袋にいれて冷凍庫へ。冷凍保存しておけばまたいろいろな料理に使えるとのこと。今回作るちりめん山椒には半量だけを使うことにします。
ここからがちりめん山椒作りだよー。一瞬でできちゃうぞ!
・小鍋に料理酒、しょう油、実山椒を入れます。焦げ付かない程度に、5分ほど中火でフツフツやっちゃってください。我が家は直径20cmの行平鍋で作りましたが、水分量が少ないので、鍋を斜めに傾けながら実山椒に味を入れていきましたよ。
・みりんを入れます。もう一度フツフツして、みりんのアルコール分も飛ばしてね。糖分で鍋が焦げやすくなるので注意。
・弱火にして、ちりめんじゃこを投入します。ここからはやさしく混ぜ混ぜする感じで。2-3分手を止めずに混ぜていくと、じゃこが水分を吸っていきます。照りが出てきたら、OKです。
完成!!!
採れたての実山椒で仕込んだ、できたてのちりめん山椒!
小皿に盛ってそのままおつまみでも。
もちろんゴハンのお供にも。
ボブ家ではね、冷ややっこに乗せたよ!
いっただっきまーす!🎵
あらまぁ・・・・!!!
汗ばむこれからの季節に最高な、ピリッとした刺激とその後にくるさわやかな香り!淡白なお豆腐の豆の味がひきたつ最高のタッグ!
わーん・・・ついつい日本酒に手が伸びる・・・冷やで、クィッといってしまった。
ボブ家、これからはちりめん山椒は手作りで行くよー!
「和久傳」ならぬ「和久リン」だっていって、リンくんが鼻膨らましてるぞ!
大成功!!!でへっ!
ボブぞ
Rinによるお詫びと補足。
「和久傳」のちりめん山椒が大好きです。これからも贈答用や特別なときなどは、もちろんお世話になりますよ!