ライオンはキラーバイト系?! — 国立科学博物館「超危険生物展」へゆく

がるるるるるっ
がるるるるるっ

オトモダチのみなさん、こんにちわーに!
おで、ライオンのボブぞです。

「あれ?もしかして、今、おで、吠えてた?」

がるるるるるっ
わぅぅぅぅぅっ

わふっわふっ

「ボブぞ、そんなに吠え散らかしてどしたの?」

リンくんが不思議そうにおでのたてがみをなでてきた。

あっ!やっちまった。

おでね、ライオンだから、時折吠えたくなっちゃうの。

なんていうか、うーん、生まれもったライオンとしてのDNAなのかなぁ?

でもね、安心して。

おでには、牙もなければ、爪も青くて先っちょはまぁるくて、鋭いところはもってないからね。

ニンゲンや、ましてオトモダチを傷つけることはしないよ。

だけど・・・。

だけど、どうしてもたまに出ちゃう。

がるるるるるっ

フハッ!

科博『超危険生物展』へゆく

“国立科学博物館エントランス(コッチは常設展だけど)”

今日はねー、朝からおでまめ(おでかけ)!

リンくんに連れられて、トーキョーは上野の国立科学博物館、通称科博(カハク)にやってきたぞ。
「テレビでやってた『超危険生物展』っての行ってみたい!」ってリンくんがここ数日騒いでたからだ。

「クレイジージャーニー」っていう番組で危険なアリのお話をやっていてね、それがきっかけでこの企画展のことを知ったんだ。
(参考→ クレイジージャーニー #284「これまでジャーニーたちが追ってきた超危険生物SP!大快挙!島田&丸山の昆虫コンビが国立科学博物館の特別展示を特別解説!」

「リンくんはその危険なアリんこが見たいのか?」

おでが聞くと、リンくんは平然とこう答えた。

「いんや、アリっていうか・・・。アリはまぁきっかけで。もっとでっかい獣たちがいっぱいいるみたいだよ。それから、でっかい鳥さんとかね。なんならライオンもいるらしいよ。」

「ひゃぁ!そりゃあ大変だ!おで、ライオン見に行くー!」

「じゃあ、決まりね!行こ!」

“国立科学博物館外観”
“いえー!科博やってきたぞ!”

上野の科博に到着したのは午前11時過ぎ。
事前にスマホでオンラインチケットを購入しておいたから、並ばずスムーズに入場できたぞ。

「音声ガイドお願いします。」

企画展エントランスの受付に立ち寄る。リンくんは最近音声ガイドにハマってるらしい。

「いやいや、ハマってるっていうかさー、掲示の文字だけ追うのって結構疲れるからさ、耳からも解説が入ってきたらいいじゃん?」

ってなわけで、音声ガイドもひとつ申し込み。コチラは現地で現金支払のみ。(650円/台でした)

リンくんはトランシーバーみたいな機械とヘッドセットを受け取るとアタマに装着した。

「さー、行こ!」

“「超危険生物展」メインビジュアルがお出迎え”
“「さー、行こ!」”

ヒグマの爪とおでのまぁるい爪

「超危険生物展」、いちばんはじめにおでらをお出迎えしてくれたのは、、、なんと、ヒグマだった。横にはスズメバチの巣も展示されている。どちらも剥製…つまり、造り物ではないホンモノだ。

「うひゃぁ!ヒグマでっけー!」

「スズメバチの巣も…でか!スズメバチはこないだもリアルで飛んでるの見たけど…あのスズメバチをヒグマは食べるのか!すごいね。」

スタートからして、めちゃくちゃインパクトが強い。この「超危険生物展」では、ニンゲンに危険を与えかねないさまざまな能力や特徴を持った生物を剥製展示や動画解説を交えて、紹介していくようだ。

ここではあくまで「危険」生物。ちょっとコトバを選びまちがえれば、「危害」ともいえるんだけど…そういうとまるでニンゲンが一方的な被害者みたいだから、本質的には違うかなぁと思う。
生態系のうち、ほんの一部に過ぎない存在のニンゲンを中心に、文字通り、自己中に考えたときに、ニンゲンにとって命に関わる脅威になりうる生物たち、といえばいいのかな。

つい最近も、クマによる人的被害のニュースが後を絶たない。だからこそ、この企画展の冒頭にヒグマを配置したんだろうと思う。
そして、スズメバチは「日本では最も人命被害の多い野生生物」なんだそうだ。(図録より引用)

もともとニンゲンにとって脅威だったスズメバチ、そして近年、市街地にまで出没しニンゲンの生活圏へ影響を与えているヒグマ。

目の前の(剥製の)ヒグマの獰猛な爪、そしてスズメバチの巣のデカさを目の当たりにして、ライオンのおでは、ニンゲンの立場?どうぶつの立場?ドッチ?ドッチドッチ?とちょっと混乱した。

「いや、おでの爪、まぁるいし・・・。こんなヒグマやスズメバチに出会ってしまったら、おで、太刀打ちできないや・・・。」

思わずそう呟いてしまったのだった。

“ヒグマの剥製”
“鋭く長い爪!演出が凝っていて面白い”
“ヒグマとライオンのおで!ドッチが強い?”

「ライオン登場ー!がおぉぉぉぉぉっ!」

展示会場はみっちり情報が詰まっていて、平日だというのに結構お客さんも多くて、ひとつひとつ丁寧に見るのも大変だ。

会場内は「超危険生物」の剥製やそれらを説明する掲示ボードや動画を流しているスクリーンがたくさん!

展示構成がちょっと面白くて、普通だったら「大型哺乳類」とか「昆虫」とか生物学的な分類をしそうなのに、違うの!

  1. パワーファイター型
  2. キラーバイト型
  3. 武装型
  4. 大群型
  5. 猛毒型
  6. 化学攻撃型
  7. 電撃型
  8. 吸血型

と8種類の攻撃タイプ、いわゆる「必殺技」の型ごとに種が分類され、展示されているの。

「ねぇ!ねぇ!ライオンはドコなの?」

館内パンフレットを手にしたリンくんに質問する。

「ライオンはねぇ・・・ふたつめのキラーバイト型だって!」

おぉ!おで自身は牙もないライオンだけど・・・、そーか。ライオンはキラーバイト、つまり死に至らしめる咬む力があるってことなんだな。

「考えてみればさーぁ、ニンゲンも人に咬み付いたりすることはできるわけで、例えばボクシングのルールで禁止されてたりするじゃん?それってさぁ、咬むってことが相当相手に対して攻撃力が高くて危険だってことだよね。」

なぁるほどー。リンくん、たまにはわかりやすい例言えるじゃない。
なんだか、納得。

ライオンのコーナーの前に行くと、メスライオンとオスライオンが一頭ずつ、牙をむき出しにした姿で展示されていた。

動物園でホンモノの(生きている飼育環境の)ライオンを見たことはあるけれど、当然、こんな近くで見られるわけじゃない。剥製の姿であれば、目と鼻の先に置いて、間近に観察することができるっていうメリットがあるんだね。

“牙をむき出しにしたメスライオン”

この企画展では、その種がどんな場面でどんな相手に「必殺技」を繰り出すかという説明がされていることが多い。
そのなかには、ニンゲンが自然環境を破壊していったり動物たちの生活圏を脅かした結果として、彼らの防衛本能によってニンゲンの身体に傷を負わせたり最悪死に至らしめるケースも多くある。
そんなニンゲンたちの行動や生態により起きてしまった、動物との悲しい事故については「事件簿」として紹介されている。

その一例として、ライオンのコーナーにはこんな「事件簿」が紹介されていた。

「鉄道建設現場を恐怖に陥れた人食いライオン」

“「鉄道建設現場を恐怖に陥れた人食いライオン」”

「人食いライオンだなんて・・・!!!うぅーーーん・・・おで、ライオンだからなんとも言えない感情だぞ・・・。はぁ・・・。」

「ボブぞはニンゲンを襲わないでしょ。わたしやわたしの大切なひとたちを癒してくれるとっても優しいライオンだもんね。」

うむ、そう。おではとってもやさしいライオンなのだ。

だけど・・・だけど・・・。
おでのドコかに、ほんのちょっとのドコかでも、野生の攻撃力が残ってたとしたら・・・おで、自分で自分を恐ろしいなぁって思ってしまった。

「だって、、、おで、ときどき吠えたくなるよ?それって、やっぱりライオンの血なのかしらん。」

“こちらはオスライオン。剥製だって迫力あるなぁ!”

がるるるるるっ
わぅぅぅぅぅっ

わふっわふっ

「ハッ・・・!またやっちまった!」

“おでもライオン!だけどこんな牙は持ってないぞ”
“ネコ科キラーバイト型のなかでライオンが唯一群れを作るそうだ”
“キラーバイト型のネコ科のみなさん、トラやジャガーなど”

図録ゲット!たくさんの危険生物について知ることができたぞ

入館から2時間半ほど。
じぃぃぃぃっくり館内をまわっていろんな危険生物についてお勉強してきたの。

途中、リンくんが好きな鳥さんたちにも会えたよ。

覚えてる限り、この「超危険生物展」で登場した鳥類は3種類、、、かな?

  • イヌワシ → 「パワーファイター型」猛禽の中でも特に握力がハンパないらしい
  • ヒクイドリ → 「パワーファイター型」蹴る力が強くて爪を突き刺すそうだ・・・怖っ!
  • カワリモリモズ → 「猛毒型」毒を持ってる鳥さんがいるだなんて知らなかった

「いやぁ・・・。前回『鳥展』でイヌワシやヒクイドリは見たけれど・・・、まさか毒を持ってる鳥がいるとは知らなかったよ!」

“イヌワシ”
“ヒクイドリ”

大混雑のグッズ販売コーナーをひとしきりウロウロしたけれど、今回は図録だけ購入して撤収。

「危険生物のTシャツとかおもしろかったけどー、素材がいまひとつだったからパスした」ってリンくん。

“図録ゲットしたぞ!印刷もキレイでカッコいい!”

「おで、おうちに帰ったらオハナ(家族)のみんなとこの図録一緒に見るの!楽しみ!」

帰り道「銀座ライオン」でケンイツエンチョーと合流

「おー!ボブぞ!楽しかったか?」

上野駅から京浜東北線で二駅。秋葉原駅に降り立つと、そこにはケンイツエンチョーの姿があった。

「わ!待ち合わせ場所ちゃんと決めなかったのに、会えたー!わー!」

実はこの日はケンイツエンチョーは都内でおシゴトをしていて、終わり次第合流しよっぜーという約束をしていたのだ。

「んじゃ、アキバで。」とだけLINEしていたから、電気街口なのか昭和通り側なのかはたまたヨドバシ?とかいくらでもあったのだが・・・、駅構内でうろうろしていたら、見つかっちゃった!

「だって、ボブぞ、派手なんだもん。すぐわかったぜー。」

ってことで、せっかく都内で落ち合ったから、一杯飲んでこってことで、駅前の「銀座ライオン」へ。

「おでね!今日ね!ライオン見てきたの!」

わふっ!わふっ!

いやいや、コーフンして思わず鼻を鳴らしてしまった。

「楽しかったのかー!良かったな。」

「うんうん!楽しすぎて、のどかわいた!」

「そだな、んじゃ、カンペーすっか!」

カンパーイ!!!

“「銀座ライオン」秋葉原ラジオ会館店”
“おつまみはフィッシュアンドチップスとちょいおヤサイ”
“ハイボールでカンパーイ!”

「フハァッ!!!アキバでニンゲンふたりとハイボール飲んでるライオンのおで、超危険生物かな?!」

「アハッ!そんなわけないでしょ。いいねぇ、ボブぞは。アナタのおかげで我が家は平和だよ。」

リンくんに抱っこされて、おでもグビリとくちびるを湿らせた。

「がるるるるっ!うまーい!」

あっははははっ!!!

「あー超楽しい!今日はおでのこと連れてきてくれて、アリガトなー!」

ヒグマとスズメバチに始まり、「キラーバイト」なライオンも見て、超危険な鳥さんやその他生物もしっかりお勉強してきた。
挙句の果てに「銀座ライオン」で一杯ひっかけちゃうライオンのおで、とっても安全でしょぉ?うふふ。

あ、「超危険生物展」は動物の剥製がニガテじゃなければオススメよ!ぜひ行ってみてねー!

以上、超やさしいライオンのボブぞでした!

ボブぞ

特別展「超危険生物展 科学で挑む生き物の本気」
https://chokikenseibutsuten.jp/

  • 会期2026年3月14日(土)~6月14日(日)
  • 開館時間9時~17時(入場は16時30分まで)
    夜間開館:5月30日(土)、31日(日)、6月6日(土)、7日(日)、
    13日(土)、14日(日)は19時まで開館(入場は18時30分まで)。
    ※常設展示は17時まで開館(入場は16時30分まで)
  • 休館日月曜日、5月7日(木)
    ※ただし3月30日(月)、4月27日(月)、5月4日(月・祝)、6月8日(月)は開館
  • 会場国立科学博物館 東京都台東区上野公園7-20

※おまけ

そういえば、肝心の?じゃないけど、「クレイジージャーニー」で特集されていたサスライアリの展示もちゃんと見てきたぞ。かなり人だかりができていた!女王アリでっけー!!!

“サスライアリの展示、女王アリでっけーの!”

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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