クモノマニマニハンターズムーン
「雲の間に間にハンターズムーン。」
「ハッ?なんつった?」
リンくんが満月に向かってカメラを構えて何かをつぶやいた。
「雲の間に間にハンターズムーン、だってば。」
「クモノマニマニ?ハンターズムーン?」
「うん。そう。」
そう。今日は曇り予報、なんなら雨もパラついていた。
そんな今日は、満月、しかもスーパームーンとやららしい。
「10月はたしか、ハンターズムーンだよね。」
「ジュウガツハタシカ、ハンターズムーンダヨネ?」
「あれ?ボブお、ライオンのわりにはコトバ得意なはずなのに、今夜はちょっとおかしい?」
「あれ?あれ?いや、うーん。ダイジョブ。リンくんの言ってるマニマニがマニマニしちゃって、マニマニでさぁ。そこからおかしくなっちゃった。」
「アハッ!マニマニ、が気になったのね。」
「うん。マニマニ。」
マニマニ。マニマニ。
雲の間に間にハンターズムーン。
今月も、満月見られて、おれは満足。
フハッ!
ボブお