おいしい楽しいチーバ県庁に初潜入 – オトモダチとゆくチーバ観光 その2
「ほわぁー。あれがチーバ県庁かぁ!おっきいビルぅ!おで、初めてだよーぉ。」
テクテクと市街を歩いてくると小さな川に出会った。都川にかかる吾妻橋を渡る。
遠目からでもひときわ目立つビルの足もとまでやってくると、おでらはそろって立派なそれを真下から見上げた。警備員さんが立つエントランスの前には、「千葉県庁本庁舎」と彫られた石の銘板が鎮座している。
「チーバ県庁に到着だチバ!エッヘン!」
「なんだか”チーバくん”、堂々としてるねぇ。」
“チーバくん”は銘板の上に立つと、背筋をピンと伸ばしてから、野田市の鼻先*を空に向かってグッと上げた。口もとは引き締めつつも笑みをたたえていて、その姿は凛々しく見えた。
*チーバくんは千葉県の地形からデザインされた千葉県公式キャラクターで、その鼻の位置を地図と照らし合わせると、県の北西端にある野田市になります。
「故郷だチバ!センパイがいるチバ!」
「センパイ?あぁそうそう、そうだった。”チーバくん”は、千葉県の公式キャラクターである本家のチーバくんのことを”センパイ”って呼んでるんだったね、ね?”チーバくん”。」
「そうだチバ!」
ライオンのボブぞです。
今日はね、オーサカからチーバへ遊びに来てくれたオトモダチの、のぞみさん御一行さまをご案内しているよ。在住のおれらも行ったことのないチーバの名所を一緒に回ってみようっていうプランでね、「オトモダチとゆくチーバ観光」っていうのが今日のコンセプトだよ。ニンゲンもどうぶつのおれらもみーんなが楽しめる場所をまわるよ。
目的地のひとつめ、佐倉市は志津駅前の三体のチーバくん像をあとにしたのは、午前11時前のことだった。京成津田沼駅で一度乗り換えて次の目的地の千葉中央駅までは、約45分の電車旅だ。
(その1: 志津編 のお話はコチラから → 「”チーバくん”の志津(しづ)かなる情熱 – オトモダチとゆくチーバ観光 その1」)
平日キンヨービの昼前、さして混んでもいない京成電鉄に乗り込むと、ニンゲンののぞみさんとリンくんのふたりは、ロングシートの真ん中に席をとって、さっそくおしゃべりに花を咲かせ始めた。おでらはというと、それぞれのニンゲンたちのトートバッグに入って抱っこされている。我がボブ家は、ボブおニーちゃんとボブこネーちゃん、そしておでボブぞの三兄弟。のぞみさんのおうちからは、ひざきつねのシエロさん、ひざねこのベルデさん、チーバくんの”チーバくん”、そして、ステラーカイギュウのギュウさんの4人がぴっとし重なりあって、みんなで座っている。
ついさっき会ったばかりで、まずは全員で記念撮影はしてみたものの、まだまだお互いのことを紹介できてはいないんだよね。だから、おでらはニンゲンたちの会話の内容に聞き耳をたてつつ、時折お顔を出したり、途中、小声で口を挟んでは、ちょっとずつちょっとずつ、コミュニケーションを深めていった。
「ギュウさん、めちゃくちゃカワイイねー!ギュウさーん。触っても大丈夫ですか?」
「どうぞどうぞ。」
ナデナデナデナデ
のぞみさんの抱っこするトートバッグの中から顔を出したギュウさんの鼻先を、リンくんが遠慮がちになでる。ステラーカイギュウなる謎のどうぶつ。おでは初めて会ったんだよね。
「ねぇねぇ、のぞみさん。ギュウさんのこと、そう、ステラーカイギュウさんについて教えてくださいな。」
おでが質問をすると、のぞみさんはとても丁寧に説明してくれた。
「300年前までアラスカの寒い海にいたどうぶつで、やさしすぎて絶滅してしまったんです。」
「やさしすぎて?」
「そう。」
のぞみさんの説明によれば、ステラーカイギュウというどうぶつは、ニンゲンに食用にされて絶滅したんだって。自分たちはコンブばかり食べる、心やさしい草食のほ乳類でね、ニンゲンに捕らえられた仲間たちを助けに行ったら、集団で乱獲されてあっという間に絶滅して世の中からいなくなっちゃったのだという。
「ジュゴンの仲間なんだって。」
「おぉー。ジュゴン。おで、ライオンだから海のいきもののことはあまり詳しくはないんだけれどね、ジュゴンなら、テレビとかで見たことあるぞ。」
絶滅から300年の時を経て、ふわふわモッフモフになって、四季のある温暖なニッポンで復活したステラーカイギュウのギュウさん。ニンゲンとどうぶつとの歴史を体験でもって知るギュウさんが、いまおでの目の前にいて、オトモダチになってくれているということにちょっと感動をおぼえた。
「ギュウさんってすごいんだな。改めまして、どうぞよろしくなの。」
おでがギュウさんの目をジィっと見てごあいさつをすると、ギュウさんはまるで陽だまりみたいなやわらかい視線を返してくれた。ひなたぼっこしている時みたいな安心感に包まれる気がした。
「よろしくなのギュウ。」
そうやって交流している間にも、電車はいくつも駅をやり過ごしていく。新千葉の次は、京成千葉。京成千葉はデパートのそごうと直結している繁華街のど真ん中であり、JRの千葉駅と接続している大きな駅だ。ドッと乗客が降りていったのを見送ると、リンくんが口を開いた。
「次です。千葉中央駅で降ります。ココがホテルから一番近いから、先に大きな荷物は預けちゃいましょう。」
のぞみさんが電車の荷棚からスーツケースをおろすために立ち上がって、ギュウさんたちの入っているトートバッグから手を離している間、彼らが電車の揺れによろけないように、おでらはそぉっと横に寄り添った。
そうやって、この電車内のひとときで会話を重ねて距離を縮めて、おでらはグッと仲を深められたって、そう強く思う。
それは多分、ニンゲンたちもそうだったんだと思う。あれだけ待ち合わせまでキンチョーしていたうちのリンくんが、電車を降りる頃にはリラックスして話せるようになっていたんだ。
(待ち合わせのお話はコチラ → 「待ち合わせのドキドキドッキン」)
でもね、ギュウさんをナデナデした、その瞬間を境にね、何かが変わったんだよね。ギュウさんにはやっぱり特別なチカラがありそうだ。おではそのことをその場で伝えそびれてしまったから、いま言うね。
ギュウさん、ありがとう。おでらみんなのことをホンワカと、やさしさのベールで包み込んでくれたね。
駅の改札を出て、我々はいよいよチーバの県庁所在地であるチーバ市(千葉県千葉市)に降り立った。もちろんおでらボブ家三兄弟は何度となく来たことはあるのだけれども、オトモダチをご案内するのは初めて。うちのリンくんもさほど土地勘があるわけではなく、チーバ初上陸ののぞみさんと一緒に、うろうろとスマホで地図を見ながら歩いていく。
まずは、今夜のぞみさん御一行さまがお泊まりするホテルに到着。スーツケースを預かってもらうべく荷物の整理に忙しく手を動かすのぞみさんを横目に、おでらはロビーのテーブルの上でゴロンゴロンと寝っ転がって休憩することにした。
「ふわぁーあ!ながいいどうでつかれたにゃ!」
ひざねこのベルデさんが、んにゃーっと前足と後足にチカラを込めて伸びをした。すると、その左前足がおでのおでこに、右前足はおでのあごに当たって、そして、ぴったりフィットした。
「ア・・・。」
「うふふ!うふふ!にゃ!」
ぴと。ぴと。
ゴロンゴロン
ぴと。ぴと。
ゴロンゴロン
ベルデさん、もしかしておでに甘えてくれてるのかな?それとも、おでのこと、ちょうどいいクッションかモーフ(毛布)か何かだと勘違いしてるのかな?
「ボブぞーさーん!うわぁい!のっかりあそびだにゃ!」
ズッシ
あっ、よかったぁ、おでのこと、ちゃんと認識してくれてる、よかったぁ・・・!そうだったそうだった。ベルデさんは”乗っかり遊び”が大好きなねこさんなんだよね。
「おでは乗っかられるのうれしいぃのー!わうわう!」
おではうれしくてテンションが上ってしまって、はしゃいでちょっとほえてみたら、ベルデさんはというと、今日会ったばかりのライオンのおでを怖がることもなく、むしろ、おでの真似をして一緒にほえてくれた。
わうわうわうー!
わうわうわうー!
アッそっか。考えてみれば、ベルデさんはおでらと同じネコ科さんだもんね。もしかしたらDNAのドコかでつながっているのかもしれないね。(あ・・・DNAじゃなくて、繊維かなぁ?細かいことは、まぁいいのだよ。)
わうわう言いながらベルデさんとじゃれあっているすきに、リンくんが横でガサゴソやり出したかと思うと、のぞみさんに包みを手渡した。
「あのぉ、のぞみさん、ボブ家みんなで、お手紙を書いてきたの。それから、ちょっとだけど、チーバのお土産も。荷物増やしちゃってスミマセン。」
そうだ、そうだった!
昨日ね、おで、ニーちゃんとネーちゃんと、それからリンくんと一緒に考えて、シエロさん、ベルデさん、”チーバくん”、ギュウさん、のぞみさんのみんなに、お手紙を書いたんだよ。ニンゲンがやってるTwitter(今はX)ってやつで出会ってから1年半以上ずっとオンラインでのお付き合いで今回直接会えるのをとっても楽しみにしていたから、その思いをね、おでらなりに伝えたかったんだよ。お手紙って、目の前で読んでもらうとちょっと恥ずかしいキモチもしたけれど、喜んでもらえたみたいだからホッとした。
「ボブファミリーのみんな、どうもありがとうね。」
ひざきつねのシエロさんが、のぞみさんファミリーを代表してお礼を言ってくれた。シエロさんの声は思っていたよりもしっとりと落ち着いていて、大人っぽかった。おで、きつねさんのオトモダチは初めて。こんなにもシッポが大きいだなんて知らなかったな。
「おれらのほうこそ、今日はどうもありがとう。よろしくね。」
ボブおニーちゃんが、今こそおれの出番とばかりにシエロさんと握手をした。正しくは、握手というよりはお手てとお手てでポフポフって感じだったけれど。
「さぁー、みんな!荷物も預けたし、県庁へゴー!」
ホテルのロビーから外に出ると、正午を回ったチーバ市街は小春日和の陽気だった。暑がりなリンくんはダウンの入ったコートを持て余しているほどの暖かさだ。まぁいうなれば、観光には絶好の天候だ。
グゥぅ・・・。
キンチョーがほぐれてきたからか、誰かのおなかが鳴る音が聞こえた。ンー、ニンゲン?それとも、どうぶつ?アッ、どうせリンくんか?ダレだろぉ・・・?
グゥ・・・!
「アッ・・・でへへっ。おでのおなかだった。あーハラへったー!」
「アハッ!ボブぞ、ベルデさんと乗っかり遊びしてたもんね、おなかすいたんだね。ランチしよぉ。」
へーいレッツラーンチ!
ン?ランチなのに、おでらはもうすでにチーバ県庁の、本庁舎の建物の1階にいる。
「ランチってさぁ、ドコで?」
「ココの上だよ。」
そう、ランチ場所は、なんと、県庁の最上階にあるレストランなんだって!いわゆる県庁職員さんたちのための食堂なのだけれど、一般の人も入れるらしいことをうちのリンくんが事前にリサーチしていたんだ。このレストランでは地産地消(チーバ版では”千産千消”というキャッチフレーズを使う)を推奨しているらしいから、せっかく遠路はるばるオーサカからやってきてくれたのぞみさん御一行さまにも、チーバの食材を食べてもらえたら、ということらしい。
ホールにあった看板で、ランチの営業時間は13時半までというのを見て、急いで高層階用エレベーターに乗り込む。数人の千葉県庁職員さんたちに混じって、観光客のニンゲンふたりと、おでらどうぶつ7人。慣れないオフィスビルのエレベーターで、若干モジモジしながら最上階まで上がることになった。
気がつくと、”チーバくん”は里帰りのうれしさのためか、のぞみさんの手に抱っこされてエレベーターのなかでピョコピョコと小躍りしている。アピール上手の”チーバくん”だから、きっと職員のオジサンたちに気づいてもらえたかもしれないね。
最上階の20階まで上がると、エレベーターホールからすぐに”スカイレストラン黎明“という看板が見えた。スカイレストランというだけあって、眺望を楽しみながら食事ができるのだという。
入り口にあった今日の日替わりメニューのサンプルを見ると、5種類あるメニューのうちすでに2つは終了してしまっていた。このレストランはセルフサービスで、トレイを持って配膳台へ注文をして受け取り、最後にレジでお会計するというスタイルだ。リンくんはチキンソテーのCセットを受け取る。チキンソテーといいつつ、副菜としてまぁるい揚げ物とナポリタンもついているし、さらに小鉢もひとつついてくる。それにお味噌汁とゴハンで、650円という脅威のリーズナブルさだ。
「ほぉー。さすが職員さん向けの食堂ですね!」
窓の外に京葉工業地帯を眼下に眺められる南側の席を取ると、ニンゲンたちは向かい合わせで座った。4人がけのゆったりした席だったから、おでらもテーブルの上にズラリと座らせてもらってみんな一緒にランチタイム休憩となった。
「いっただっきまーす!」
もんぐもんぐ、もぐもぐ。
チキンソテーは柔らかくって味もしみしみで、それなのにしょっぱくなくてとってもおいしかったの。それから横についているまぁるい揚げ物、一体なんだろうか?って思ってリンくんが箸で割ってみると、なかからとろぉりチーズが出てきたのだった。特に説明書きはなかったのだけれど、多分、チーズメンチカツ?かな?揚げたてで温かく、ホッとするお味だったよ。
「うまいなー!」
リンくんにアーンしてもらって、おでがひとくちひとくち味わっていると、ニンゲンたちの話題は、好きな食べものの話になっていた。のぞみさんやリンくんの好きな食べもの、ではない。おでらどうぶつたち(ぬいたち)のそれだ。
「のぞみさんちのコたちは、好きな食べものはなんですか?」
「エ?好きな食べものですか?・・・えーっと・・・。」
リンくんの質問に、一瞬のぞみさんが答えに詰まった。
「あーえっと、うちのコたちはひとりひとり、好きな食べものがあるんです。例えば、ボブおはおさかなが好き、ボブこはイタリアンが、ボブぞはお出汁が好き、とか。それで、毎日必ず一緒に食卓を囲んで、アーンってしながら食事をするんですよ。」
「へぇ!そうなんですね。うちは・・・どうかな?」
のぞみさんが戸惑っていると、”チーバくん”が真っ赤なお顔の口もとに真っ白いゴハン粒をつけたまま、口を挟んだ。
「のぞみさんの好きな食べものが、好きチバ!それからね、のぞみさんがキライな食べものは、キライチバ!」
「そうだね、そうだね。”チーバくん”の言うとおりです!わたしの食べるものをみんな一緒に食べるんです。ね?」
「そうチバ!この、粒すけ、おいしいチバ!ねーっ?のぞみさん!」
「おいしいね。」
「だって、チーバのお米だチバ!エッヘン!」
“チーバくん”は、お茶わんによそられた千葉県産のお米、”粒すけ”をもぐもぐしながら、誇らしげに胸を張ったのだった。
食事を終えると、おでらはチーバ県庁内を見学して回った。
19階の展望室、2階にある”チーバくんギャラリー”、それから地下1階の生協に併設しているチーバくんグッズ売り場。庁内のところどころにはチーバ県にゆかりのある著名人たちのサインや写真、説明の展示なんかもあって、住んでいるおでらも知らないことがたくさんあった。
のぞみさんはびっくりするくらいチーバのいろんなことに詳しくて、千葉県公式キャラクターのチーバくんのプロフィールはもちろん、展示にさえ載っていなかったチーバ県内のプロスポーツチームのことを教えてくれたりもした。さらに、チーバ県は5つの産業が全部揃っているすごい県なんだということを熱弁してくれたりもした。農業、漁業、工業、商業、それから、鉱業・・・県内の地域によってそれぞれ強い産業は違うけれど、県としては揃っているのだと。まさかこんなにもチーバ県のことを教えてもらえるなんて思っていなくて、おで、とってもお勉強にもなっちゃったんだ。
そもそも、県庁へ来たかったいちばんの目的は”チーバくんギャラリー”なんだ。
何体ものチーバくんがおでらをお迎えしてくれて写真を撮れるスポットがあるほか、壁面にはチーバくんが生まれた経緯についての展示や、チーバくんクイズがあった。のぞみさんたちはなんと全問正解!おではというと・・・、残念ながらいくつかわからない問題もあったな。チーバくんの舌が浦安市に位置するだなんて、今日初めて知ったもの。
それから、ギャラリー横の待ち合いのソファには、見たことのないくらい大きなチーバくんのぬいさん(ぬいぐるみ)がいた。のぞみさんちの”チーバくん”は大きなチーバくんの左足のうえに乗っかって、みんなで一緒に記念撮影をした。
「のぞみさんってばね、チーバ県庁の職員さんにわたしのこと紹介してくれたんだチバ!」
そうそう。”チーバくんギャラリー”の奥には、県内のNPOなどの団体を紹介したり相談を受け付ける窓口があったんだよね。そこの職員さんに話しかけられると、のぞみさんの手のなかから”チーバくん”がぴょこっと顔を出した。
「何かご用事でしょうか?」
「あ。わたしたち、チーバくんギャラリーを見に来たんです。あの、”チーバくん”も連れてきたんです、今日、大阪からやって来まして。」
“チーバくん”の内房のおなかは、”粒すけ”で満たされたのかちょっとふっくらして見えた。
「わぁ、ありがとうございます。ゆっくり見ていってくださいね。」
チーバ県庁見学の最後には、ニンゲンたちは生協の売店へチーバくんグッズを物色しに行った。県庁らしく、イベント等で職員さんが着るのであろうチーバくんの刺繍の入ったフリースやTシャツも格安で販売していた。うちのリンくんはというと、チーバくんのカタチをした交通事故防止の反射板マスコットや、チーバくんデザインのメッセージカードを買って、ホクホクしていたよ。
チーバ県を支えるべく働く職員さんたちが忙しく往来する廊下に、ちょっと場違いなおでら。だけれども、足取り軽く出口へと向かっていった。のぞみさんとリンくんは、チーバくん(千葉県公式キャラクターのほうのね)の管轄はどの部署なのか、という話題で盛り上がっていた。広報課?観光課?あぁ、もういっそのことチーバくん課があったらいいですよねぇ・・・!そんなことを言いながら庁内案内図を眺めていた。(ちなみに、チーバくん課は発見できず。)
今日初めてチーバ県庁に来てみてね、とってもよかったなぁって思ってるよ。それは普段住んでいても知らないことがたくさんあって、それを知ることができたっていううれしさ。それから、県外に住むオトモダチと一緒に来ることで、そのオトモダチたちがチーバのこともっと好きになってくれたならうれしいなっていう気持ちだよ。
それもこれもさ、”チーバくん”の里帰り旅がなかったら、実現しなかったことなんだよね。のぞみさん御一行さまがチーバに来てくれなかったら、一生チーバ県庁へ行くことはなかったかもしれないもの。
「どうもアリガトねぇ、”チーバくん”。」
「わたしも来られてよかったチバ!」
おでは”チーバくん”とポフポフとハイタッチして、それぞれのニンゲンのトートバッグに入っていったのだった。
(続く)
ボブぞ
シエロ&ベルデ さんX(旧Twitter)アカウント: @cieroandverde
“チーバくんギャラリー” / 千葉県公式ホームページ内
https://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/chi-ba-kun/gallery.html
スカイレストラン黎明 (千葉県庁内20階)
https://www.chibakenseikyo.or.jp/food/reimei.html
※ステラーカイギュウについて参考↓↓↓
「残酷すぎる絶滅理由。「やさしすぎて絶滅」したステラーカイギュウ」
https://diamond.jp/articles/-/216059
「”チーバくん”の志津(しづ)かなる情熱 – オトモダチとゆくチーバ観光 その1」
https://bobingreen.com/2024/01/26/7910/
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