秋葉原にライオンあらわる
ライオンのボブおです。
今日はちょっとご用事があってね、都内まで地下鉄に乗って、おさんぽなの。
九段下駅の5番出口から神保町方面に抜けて、そのまま小川町、淡路町、須田町へ。テクテクテクテク。季節外れのちょっと汗ばむくらいの陽射しのもと、千代田区を歩き回る。
レンガ造りの旧万世橋が見えると、急にリンくんが騒ぎ出した。
「万世橋を渡れば、そこはキラキラの電気街!アキハバラーぁっ!
さぁっ!アキハバラはハラハラドキドキだよぉ!」
妙にテンションの高いリンくん。今日は一段と落ち着かないやつだ。
リンくんがまだ子供の頃、年の瀬の秋葉原といえば”秋葉原でんき祭り”があって、テレビCMもバンバン流れてたし総武線の中吊りにも広告が出て、ひとつの風物詩のようになっていたんだって。今の街の景色とはかなり違っていて、駅前には秋葉原デパートがあって、その周辺にはわけのわからない電気部品を売る小さな商店がたくさんあったのだという。
それから、リンくんが初めてのパソコンを買ったのも秋葉原なんだそうだ。パソコン専門店の九十九電機(ツクモ)だという。ツクモは今も店名は残っているけれど、現在は超大手家電量販店のヤマダ電機の傘下だ。トラのCMでおなじみのサトームセンも、エスカレーターのCMが懐かしい石丸電気もあった。今はというと、どちらも買収されて屋号が変わったが同じ場所でいまだに家電を売っていることには変わりない。ラオックスザコンなんて知ってる世代はパソコン&ガジェット好きの中高年しかいないんじゃないかと思うよねー、とリンくんはしみじみと、まだ7才のライオンのおれに向かって話している。
知らんがな、とそれを言っちゃおしめぇよ、なので、おれは仕方なくだまって聞いている。
そんななか、今も変わらず、秋葉原で”未来を遊び続ける”少年がいる。
それが、オノデン坊やだ。
「アキハバラに来たら、レジェンド、オノデン坊やに会わなくっちゃぁ!!!」
リンくん、おおはしゃぎの爆上げテンションでオノデンの店頭にかけよった。
「ボブお!一緒に行こう!」
「えぇぇぇぇ!おれ、ちょっと恥ずかしぃよぉ。めっちゃ人いるぅ。。。」
「いいから!いいから!ちょっとだけ!オノデン坊やとライオンのコラボォ!」
せーのっ。
おぉのぉでんーぼぉやがぁーみらいをあそぉぶぅうううう🎵
でんきのせかいをかけめぐるぅ🎵
デンキイロイロアキハバラッオーノーデェーン!!!🎵
リンくんの歌に合わせて踊るライオンのおれ。
あぁ、よくはしゃいだ。フゥ。やれやれ。
どんなに街の景色が変わっていっても、リンくんの秋葉原好きはこれからも変わらないらしいよ。オノデン坊や、これからも秋葉原の発展を見守ってください。
デンキイロイロアキハバラッオーノーデェーン!!!🎵
ボブお
オノデン
https://www.onoden.co.jp/
秋葉原オノデン本店Twitter: @onodenakihabara
「インテル入ってるライオン」
https://bobingreen.com/2021/01/23/887/
「フシギのはこ その2」
https://bobingreen.com/2020/10/13/741/