【スピンオフ】ボブぞのぞぞっと立ち食いそば…でもたまにはちょっと座りたい 第1回 — 「生そばあずま」でふぅふぅ「親子とじそば」

立ち食いそば大好き!でもたまにはちょっと座りたい

立ち食いそばファンのオトモダチのみなさーん!こんにちわーに!
おで、ライオンのボブぞ!

さぁー今日も行ってみよぉ、このコーナー!

「おそば大好き!ライオンボブぞのぞぞっと・・・」

「ちょぉっと待ったぁー!」

「なんだよ、リンくん、邪魔すんなよ。おで、いまタイトルコールするところだったのに。」

「ダメなのよ、今日行く店、立ち食いそばでもなければセルフサービスでもないのよ。」

えー!!!

そうなの。このコーナー、番外編も含めると、過去16回ほどやってきてるんだけれども、どこのお店も、以下いずれかの条件にひとつでも当てはまっていたのね。

  • 立ち食い(椅子なし)
  • セルフサービス(上膳・下膳)
  • 食券方式

しかーし、本日うちのリンくんが選んだ店は、どれにも当てはまらないという。つまり、いわゆるフルサービスのそば屋らしいのだ。

「んじゃー、仕方ないな。ま、たまにはちょっと座りたいしな。アハッ!」

というわけで、本日はいつもの「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば」のスピンオフ企画になりました。
題して、「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば…でもたまにはちょっと座りたい」。

「長い!タイトル長いよ、ボブぞ!」

アハッ!あーそんなのカンケーねぇ!読者のみなさんに伝わればいいのさ。

さ、記念すべき第1回、行ってみよぉ!

福岡のうどんチェーン「ウエスト」が運営する「生そばあずま」

本日やって来たのは、「生そばあずま」。おでらが暮らすチーバ県内でも時折見かけることのある日本そばのチェーン店なんだけれど、実はココ、九州は福岡のうどんチェーン「ウエスト」が運営しているんだって。

ちなみに「ウエスト」へは過去一度だけ行ったことがある。そのときもうちのひねくれたニンゲンたち(ケンイツエンチョーとリンくんのことだ)は、夕方に入店して居酒屋使いをして、散々おつまみとアルコールを堪能した後、〆にうどんじゃなくそばを食べてたんだ。「へぇウエストのそば、結構うまいね」だなんて言って堪能していたわりには、「生そばあずま」の店舗にはなかなか来る機会を作れないままだった。

「ボブぞ、わたしちょいと用事があるから出かけるけど、一緒に行く?もし一緒に行くなら、ランチにおそば食べよう?」

出た出た。リンくんの必殺おそば食べる食べる詐欺!
出かけるたびにそうやっておでのことを誘い出しておいて、実際には3回に1回くらいしか食べさせてくれないのだ。

「リンくん、また嘘つくなら、おでヤダよ。絶対おそば食べる?」

「うん、食べる。おそば、一緒に食べよう。」

わかった、とおでがそういうと、リンくんはフン、と鼻を鳴らして、それからおでをリュックのなかに迎え入れたのだった。

平日の正午過ぎに入店。大箱だけど待ち列あり

リンくんがご用事を済ませてから「生そばあずま」の店の前に到着したのは、正午をちょうどまわったところだった。いやいやいや、行列嫌いのリンくん、普段だったらそんな時間にランチなんてしないはずなのに、今日に限ってはぐんぐんと入口に迫ってゆく。

「ボブぞと約束したからね。今日はちゃんと守るよ。」

「ハァ・・・、いつも守ってくれよ・・・。」

ファミレスによくある感じの二重扉を開けて進むと、ウェイティングリストが置いてあった。

「いち、に、さん・・・ふーむ。4組待ちかぁ。」

リンくんはリストの横にあるボールペンを手に取ると、「リン、大人1人、テーブル・カウンターどちらでもいい」と記してから、待合スペースの空いている席に腰を下ろした。

周囲を見回すと、おひとりさまはさほど多くない様子だ。
職人さん風情の作業着を着た若い二人組のお兄さんたち、ちびっこ連れの親子3代ファミリー、シニア夫婦、など。
フーン、やはりファミレス的な使われ方なんだなぁ。

店内はテーブル席とカウンター席とがあるけれど、どちらもびっくりするほどゆったりとした設計担っている。テーブル席はボックス風で、4人どころか6人まで余裕で座れそうな造りだ。カウンターもひとりぶんの幅やテーブルの奥行きも申し分なく、薬味やメニューもひとりぶんずつきちんと置かれていた。

店員さんはひっきりなしに店内を動き回っている。なるほど、お茶におしぼり、注文、配膳、会計、すべてホールスタッフが担っている。注文用のタブレット端末もなければましてや配膳ロボットもいない。最近のファミレスにしては、そりゃぁ忙しいわけだ。

入店してから約15分。

「順番入れ替わりでご案内いたしますぅ。おひとりでお待ちのリンさまぁー。」

「あ。呼ばれた。」

店内を興味津々で観察しているうちに、おでとリンくんは、4人で待っていたひとつ前のファミリーを飛び越して、順番が回ってきたのだった。カウンター席の一番奥側に案内され、ヨシッとココロのなかで小さくガッツポーズを決めた。

「おでがちょこっとお顔出してもバレなそうなお席で良かったの。」

うふふ、とリンくんは微笑むと、立派なメニュー表を開いた。

“立派なメニュー表。卓上には一味とうがらし、塩、しょうゆ、爪楊枝にナプキンが置いてある”

メニュー表の表紙には、期間限定鍋焼うどんと五目つけそばがドドーンと推されていた。確かに、お隣のおひとりさまおじいちゃんは、フゥフゥしながらゆったりと鍋焼うどんを楽しんでいる様子だ。

「ンー!こうなると、ざるそばとかかけそばってのもなんだかなぁ。せっかくなら、なんか温かいそばの中から、ちょっと冬っぽいやつ・・・。」

リンくんがページを行ったり来たりしながらボソボソとつぶやく。

「あ!おで、コレ気になるぅ!」

おでがピョコっと顔を出しつつ指さしたのは、「親子とじそば」だった。いわゆる親子丼のアタマを温かいそばにのせたやつ。コレ、めっちゃおいしそーう!

“注文するよ!”

「お。いいじゃなーい。ボブぞ、イイね!コレにしよう。」

ぴんぽーん・・・と卓上の呼び出しボタンを押そうとしたところで、ちょうど店員さんがお茶とおしぼりを持ってやってきた。
おしぼりは紙のやつじゃなくて、タオルタイプのしっかりしたやつだ。へぇ・・・こういうところも「座りそば」*ならではかもしれないね。
(*セルフサービスのおそば屋さんを「立ち食いそば」と呼ぶのに対して、フルサービスのおそば屋さんを「座りそば」と呼ぶことにする)

「えーと、この『親子とじそば』ひとつお願いします。」

リンくんがメニューを指差しながら注文をすると、すかさず店員さんはこう聞いてきた。

「おそばは何玉にされますか?3玉まで無料です。」

「・・・えーっと、フツーのひと玉で。」

リンくんもおでも全然大食いじゃないので、3玉と言われてもビビってしまうだけだ。すると、店員さん、またしても返してきた。

「あの、当店、1.5玉が標準でして・・・。ひと玉だとかなり少なめですけれども、いかがされますか?」

「え?!あ?そうなんですか?えーっと・・・。あ、ちなみにひと玉って何グラムですか?」

標準が1.5玉だなんて聞いてない。でっかい立派なメニュー表のどこに書いてあったのかな?まぁ、気が付かなかっただけかもしれないけれど、聞いてくれる店員さんの親切なことよ。

「ひと玉は100gです。」

おう、それを早く言ってくれ!わかりにくいのよ。

「んじゃ、標準の1.5玉でいいです。」

フゥ・・・。初めてのお店だもの。知らなくて当然だ。けれど、同じ値段で3玉、つまり2倍量まで無料で増やせるというのはきっとたくさん食べたいひとには嬉しいサービスだろうなぁ!

注文し終えて、ハァ・・・難しかったなぁ・・・だなんてドギマギしてお茶をひとくちすすっていたら、すぐに着丼した。

「お待たせいたしましたぁ。親子とじそばでございます。」

大きめのお盆の中心に温かいそばの器が置かれ、小皿には刻みねぎが添えられている。リンくんはねぎは入れないことが多いので、別添えなのは結構ありがたいポイントだ。

“「生そばあずま」の「親子とじそば」”

クンクン・・・クンクン・・・

「うはー!コレはうまそうだなぁー!」

おで、テンション上がっちゃう!
おそばの器からはまさに親子丼のアタマよろしく、立派な鶏肉がいくつも見えているし、卵とじの雰囲気もバッチリだ。

そして、気分を上げてくれるのが、中心に添えられた三つ葉とゆず皮だ。

「そーか!おつゆのいーい香りのなかにほんのりと感じるこの爽やかさはゆずだね。おで、期待高まっちゃうぞ。」

“おつゆの香りに混じって、爽やかなゆず皮がいじゃなーい!三つ葉も卵とじには欠かせないね”

では、手を合わせてぇ・・・
せーのっ

「いっただっきまぁーす!」

“では、いっただっきまぁーす!”
“クンクン・・・クンクン・・・いーい香り!”

ふぅーふぅー・・・
ぞぞっ・・・ぞぞぞっ・・・

「おぉー!ナーイスぞぞっ!最初っからナイスぞぞっ出しちゃうよ!リンくんも早く食べな。」

「え?まじで?じゃぁわたしもひとくち。」

ぞぞっ・・・ぞぞぞっ・・・

「おほー。コレはおいしい。親子丼のおいしさとおつゆのおそばが両方楽しめてめちゃくちゃ合ってる!」

そう。おつゆ自体がしっかりおだしとしょうゆが効いていて、そんなに甘すぎないのがおでの好み。「生そばあずま」というだけあって、おそば自体も細めのコシがある香りのする一品だ。九州のうどんチェーン「ウエスト」が経営していると聞いていたから、おつゆも九州っぽいのだったらどうかなぁ?と思っていたけれど、そんなのはまったく杞憂だった。関東風のどまんなかを行くおそばなの。

“おつゆもおそばもおいしい!”

そしてね、おつゆもおそばもおいしいところへもってきて、このトッピングの親子とじ、サイコーにうまいの。
鶏肉はぷりっとしていて臭みもないし、卵とじもかたすぎずゆるすぎずの絶妙な具合。
そして、なんといってもいい仕事をしているのが、玉ねぎさんなの!
あぁ・・・やっぱりさぁ、おしょうゆとみりんで煮た玉ねぎってサイコーだよなぁ!玉ねぎの甘みと旨みが全体を包んでくれている感じがするよ。

“「親子とじ」、サイコーにおいしい。玉ねぎの甘みと旨みが全体を包んでくれる”

「玉ねぎの甘みがいいから、やっぱりコレ、入れちゃうよねー。」

リンくんは卓上の調味料のフタを開けると、ドバッ・・・ドバッ・・・と赤いものを投入した。

「わ!めずらしーい!一味なんだね。」

「そうみたいだね。七味と一味を両方置く店はあるけれど、一味しか置かないそば屋って珍しいかもね。」

“卓上は七味じゃなくて一味!ココは九州風なのかなぁ?おでは好きだけど!”

一味を振った親子とじそばは、どんどんおでの胃袋に吸い込まれていった。

ぞぞっ・・・ぞぞぞっ・・・
ぞぞっ・・・ぞぞぞっ・・・

「ふはぁー!うまかった!まじで、うまかった!」

「んだね。ボブぞが喜んでくれて良かったよぉ。ランチタイムにわざわざ並んでまで来たかいがあったよ。」

せーのっ

「『生そばあずま』の『親子とじそば』ごちそーさまでしたぁ!」

“ごちそーさまでしたぁっ!”

おでらが食べ終えて、さぁて、と席を立とうとする頃、隣の席はちょうど入れ替わりで若いサラリーマン風のおニーさんがやってきた。着席するなり店員さんを呼び、メニューも見ずに手慣れた様子でこう注文した。

「玉子丼セット、温かいそば2.5玉」

・・・ほぅ!

いろんな意味で、おではカンドーした。

ひとーつ!やっぱり卵とじ系は人気なんだなってこと。
ふたーつ!そば、0.5玉単位で頼めるんだ!そしておニーさん、3玉はいかずちょい手前の2.5玉でとどめるんだ!ってこと。
みーっつ!・・・「玉子丼セット、温かいそば2.5玉」のほうが、おでが注文した「親子とじそば」よりも安いってこと。

“お会計、税込968円でした”

会計を終えると、まだ待合スペースには何組ものお客さんが待っていた。これだけおいしくて、グループでゆったり食事ができるとなれば、確かに人気もあるかもなぁ、と納得した。

そして。

「なぁるほどねぇ・・・。」

レシートを眺めながらリンくんがウンウンとうなずいている。

「何?どした?うまかったよな!」

「うん、おいしかった。とってもおいしかったから、今度はケンイツエンチョーとかオハナみんな連れて、夜、飲みに来たいね。」

「おぉー!そっちか!いいね!そうしよっぜー!」

立ち食いそばに慣れてしまっているから、約1,000円の食事ならばハイボールの一杯くらいついててもいいよなぁ・・・というのがリンくんの本音らしい。しっかりアルコールメニューもチェックしていて、夜はおつまみとともに300円台からアルコールを飲めるらしいぞ。

「こりゃぁ、ケンイツエンチョーにホーコクだ!」

いい居酒屋を見つけたようなそんな感覚になって、おでらは店をあとにしたのだった。

「生そばあずま」、今度は夜、オハナ(家族)で飲みに行きまーす!

以上、「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば…でもたまにはちょっと座りたい」、スピンオフ企画の第1回は、「生そばあずま」の「親子とじそば」でした。

たまにはちょっと座ってみると、新しい発見があるもんだな!

おそば大好き、ライオンのボブぞがお送りしました。

また次回、お楽しみにー!

ボブぞ

“たまにはちょっと座ってみると、新しい発見があるもんだな!”

生そばあずま(ウエストのグループ店舗)
https://www.shop-west.jp/group/

※Rin注: このコーナーは、ボブ家の大好きな芸人さんの出演している「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」という番組のオマージュです。

日テレBS 「ドランク塚地のふらっと立ち食いそば」
https://www.bs4.jp/tachiguisoba_bs4/

▼「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば」アーカイブはコチラ▼

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第15回 — 『ゆで太郎』で『ハーフそば+鬼おろし』(冷)」
https://bobingreen.com/2025/12/31/18686/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第14回 — 『富士そば』で『朝きつねそば』(温)」
https://bobingreen.com/2025/12/30/18656/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第13回 — 『嵯峨谷』で十割の新蕎麦!」
https://bobingreen.com/2025/12/23/18018/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば — 第12回 『十割蕎麦 韃靼 穂のか』で香ばしさの極み体験」
https://bobingreen.com/2025/12/17/18273/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第11回 — 『小諸そば』でシアワセ腹満たしの『かけそば』」
https://bobingreen.com/2025/10/14/16749/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば 第10回 — 『名代 富士そば』の『”名代塩そば”冷しゆず鶏ほうれん草そば』」
https://bobingreen.com/2025/07/30/15289/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第9回 『なか卯』でヒンヤリ 二八の『すだちおろしそば』」
https://bobingreen.com/2025/07/23/15155/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第8回 新宿西口『かのや』さんの『岩のりそば』」
https://bobingreen.com/2025/05/26/13864/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第7回 池袋でぞぞっと2連チャン!『中村麺兵衛』からの『しぶそば』」
https://bobingreen.com/2025/01/20/12343/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第6回 船橋『車や』さんの生冷麦と十割そばで年越し」
https://bobingreen.com/2025/01/07/12195/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 番外編 旅先名古屋は熱田さんの『宮きしめん』」
https://bobingreen.com/2024/12/30/12057/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第5回 上野『喜乃字屋』さんで十割そばとセルフ枡ワイン」
https://bobingreen.com/2024/12/09/11698/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第4回 秋葉原ででっかい買い物前に『みのがさ』の生蕎麦」
https://bobingreen.com/2024/11/11/11321/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第3回 我孫子駅の「弥生軒」であえての唐揚以外」
https://bobingreen.com/2024/05/10/9193/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第2回 おどろき!高砂「新角」の生春菊そば」
https://bobingreen.com/2024/04/24/9079/

「ボブぞのぞぞっと立ち食いそば – 第1回 「金町うどん」のかけそば」
https://bobingreen.com/2024/03/13/8621/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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