リンくん「絵を描く」!(第4回 & 第5回)

オトモダチのみなさん、こんにちわーに!
おっす!オラ、パブロヲ!

さぁさぁやってまいりました、新企画連載、「リンくん『絵を描く』!」。

・・・って前回のレポートをブログに書いてから間が空いちゃったもんだから、「あーぁ、アイツ、結局三日坊主ならぬ三回坊主かよ、ハッ!」って思ってた人もいるんじゃないかな?

チッチッチッ・・・ノーンノンノン!

ちゃんと続いてるんですよ!むしろ、オラが報告をサボってただけ。リン画伯の挑戦を楽しみにしてくれてるオトモダチがどれくらいいるかはさておき・・・、おサボりしててゴメンなさいねー!

さて、この4月からNHK Eテレで始まった番組、「3か月でマスターする 絵を描く」を観て、画伯魂に火が着いたリンくん。番組の放送に遅れること1-2週間くらいのペースだけど、黙々と、1枚ずつ着実に描いてるんです。

というわけで、オラは、我が家のゲージュツガクブ(芸術学部)の部長、つまり責任者として、ちゃぁんとリン画伯の絵を(恥ずかしげもなく)世に出してやらんとなっ。

第1回では数年前に買って数回使っては放置していた絵の具を使ったせいか?出来がイマイチだったので、道具のせいにして新たなアクリルガッシュを入手したお話はしたよね。
(絵の具のお話はコチラ → 「リンくん『絵を描く』!(第1回&第2回)」)

その後、番組で柴崎春通先生の出すお題に沿って、第2回ではリンゴを描いたり、第3回では樹木を描いたりと、少しずつ筆にも慣れて、立体感を出す方法がわかってきたって感じだよ。

そんななか、次の課題は・・・というと。
えーっ!もう風景画?やばくねっ!

いざ!チャレンジ!

第4回 絵の中を歩ける!?奥行きのある風景

今回のテーマは、奥行きを出すこと。テキストにあった山と渓流のサンプル写真をもとに、描いてみるよー。

まずは下絵から。鉛筆で軽く構図のみ。

“まずは鉛筆で下絵”

「ふんふん、ふんふん。遠くは、明るい!近くは、暗い!」

番組内で山之内すずちゃんと柴崎先生が掛け合いでやっていたアレ。意外とアタマにこびりつくんだよね。リンくん、遠くは明るい・・・近くは暗い・・・とか復唱しながら、色を塗っていく。

”今回使った色たち”

「遠くは明るいってことは、白をいっぱい使うってことだって言ってたよねー?」

「オイオイ、そんなに出したら白なくなっちゃうよ。」

「えーもうさぁ、あっというまに一本目の白使っちゃいそうだよ。そのためにこのセット、白が2本入ってるんじゃないの?」

そう。リンくんが先日購入した、ターナーのアクリルガッシュスクールセットには、12色+白が1本おまけで入っていたのだった。

「そっかそっかー。んじゃ、遠慮なく遠くを白くしちゃいな!」

フンフンフン♪と真剣な眼差しで紙面いっぱいに色を塗っていくリンくん。手前の渓流はとにかく鮮やかな濃い色でアクセントをつけるのがいいらしい。そのほうが遠近感がよく出るんだってさ?

「えぇーい!ドン!」

大胆に筆を動かしながら、手前の岩に赤を加えてゆく。

「いや・・・またやりすっぎちゃったかも・・・アハッ・・・!」

「アッ!なぁなぁリンくん、アレ、最後に忘れないでよ?」

「あはーん、パブロヲ。ちゃんと覚えてるよ。”おつゆがけ”でしょ?”お・つ・ゆ・が・け”!」

解説しよう。「おつゆがけ」とは、柴崎先生が番組の中で(テキストでも)解説しているように、遠くの景色の部分に、多めの水で溶いた白をうっすらと重ねる手法。そうすることで、遠くが霞んでいるような、空気感がより出るらしい。いわく、「もとの色に明るい膜がかかったように仕上がります」(テキスト p.52)だって!

「んーっと、んっと、こんなもんかな・・・?」

そんなわけで、リンくん、ようやく筆を置きました。
下絵を描き始めてから大体3時間。出来上がったのが・・・コチラです!

リン画伯作の第4回課題、「奥行きのある風景画」。

“第4回課題「奥行きのある風景画」”

うん、うん。遠くの山は白っぽくて、手前は鮮やかな色が出てる。それだけで遠近感が出るというのだからすごいね。

まぁまぁ林の木の感じがちょっと違和感あるねとかそういうのも気にはなるけど、なんとかそれっぽく見えてるから及第点かなっ!

“描き終わったあとのパレット”

第5回 配置と色で決まる!魅せる静物画

あっちゃー!風景画ででっかい世界を描いたと思ったら、翌週の課題は、テーブルの上の静物画。

「リンくん、一番ニガテそうだよな・・・?」

「えっえっ・・・あー・・・テーブルの上に意図的に配置されてる静物って、画題にはよくあるけれど・・・初めて描く気がするなぁ。」

「まぁまぁコレも柴崎先生からの課題だから。さ、張り切っていこー!」

テキストを読み返しながら、改めてポイントを抑えてゆく。

うーん、「魅せる静物画」ねぇ・・・。魅せる・・・。
「配置と色」がポイント、ということで色使い、ここでは補色がキーワードなんだね。

柴崎先生曰く、果物の赤と布の緑、が補色になってて、それが画面のなかで生き生きと「魅せ」てくれるそうな。

これまでと同様に、まずは下絵を鉛筆でササッと描いてーの、それから、まずは水差しのベースを塗って、果物を塗って・・・そのあと布のベースも塗って、壁面とテーブルを塗って・・・。

“テキストのサンプル写真を見ながら下絵を描く”
“今回使った色はコチラ”

「うむ、ここまでは、まぁいい。なんとかなった。」

ひとりごちるリンくん。オラは横で見守りながらもハラハラしている。

「んで?その後なのよっ!問題は!」

「なぁに、どーゆーコト?」

オラが質問すると、リンくんは超鮮やかな黄緑色をパレットに作りながら、意を決したように口を開いた。

「布の!緑の!縞模様を、描くよ!」

ここまでなんとかなったのだから、この縞模様では失敗したくない、ということらしい。

“途中経過、布の縞模様や水差しの花柄はまだ描いていない”

フンニャラフンニャラ・・・クネクネと雰囲気をテキトーに出しながら、緑を塗っていくリンくん。

そこから暗いところは少し青を足し、明るいところは少し黄色を足し・・・。ふぅむふぅむ。。。

水差しの花柄もフニャフニャと描き上げる。

「なぁなぁリンくん、水差しの横の布の遠近感、なんかおかしくね?どうなってんの?」

「パブロヲ、そこ突っ込む・・・?」

「ンーだって、変だもん。空間歪んでる。」

「だよねーだよねー・・・もうさ、わたしもわけわかんなくなって、もうどうしようもないんですぅ。」

「そっか、そうだよなー。。。ちょっと違和感あるな。」

そんな会話をしながら微調整を描き加えていくが、結局最後までその部分はどうにもならなかった。ザクロの奥、水差しの右横のあたりの布が、宙に浮いているような、謎の造形となってしまった。

「うーん、うーん。ン・・・よっし!でけた!」

描き上がったのは、なんと筆を持ってから4時間後のことだった。これまでで、最長。パレットの上の絵の具は、もうすっかり乾いている部分もある。

「ハイ!リン画伯の、『魅せる静物画』、完成よ。」

“第5回課題「魅せる静物画」”

だって。魅せられてるのかどうかはわからないけど、まぁ、まぁ、なんとかなったな!

“黄緑色の絵の具をほぼ使わずに黄緑色の縞模様を塗っていた…もったいない”

「リンくん、楽しかった?」

「うん!もちろん、楽しかった!」

そっかそっか、なら良し!だって、柴崎先生も山之内すずちゃんも、「絵は楽しい!」って言ってるもんね。

次回も集中して、楽しんでやってくぞーぉっ!

以上、ボブ家のゲージュツガクブ(芸術学部)部長のパブロヲがお届けしました!

(第6回へつづく)

パブロヲ

“次回も楽しんでいこーなっ!”

3か月でマスターする 絵を描く Eテレ
https://www.nhk.jp/p/3months-ewokaku/ts/XK15MY1YJG/

▼リンくん「絵を描く」!アーカイブはコチラ▼

「リンくん『絵を描く』!(第1回 & 第2回)」
https://bobingreen.com/2025/04/28/13524/

「リンくん『絵を描く』!(第3回)」
https://bobingreen.com/2025/05/12/13675/

▼パブロヲの名前の由来のお話はコチラ▼

「命名パブロヲ – 『コート・ダジュール』に憧れて」
https://bobingreen.com/2024/02/22/8316/

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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