マキロイ、マスターズ優勝おめっとー!

「うはー!!!なんとっ!プレーオフ!」
2025年4月12日ニチヨービ(現地時間)、マスターズ2025最終日。
18番ホールでバーディを取って先にホールアウトしていたローズと、一方最終組で最後の最後にボギーを出してしまったマキロイが、ともに-11(イレブンアンダー)のスコアでプレーオフに進むことになった。
「おれ、マキお!」(ボブお)
「おで、ローぞう!」(ボブぞ)
ローズことジャスティン・ローズ選手と、マキロイことロリー・マキロイ選手はともに英国出身(ローズはイングランド、マキロイは北アイルランド)。そのふたりが、延長戦で直接対決するんだ。
舞台は再び18番ホールPar4。1打でも少なくカップインしたほうが勝ち。どちらが勝ってもマスターズ初優勝だ。
そして、ローズが勝てば44歳で最年長マスターズ初優勝記録を更新。マキロイが勝てばキャリアグランドスラム達成という偉業。
「ドキドキドキドキ…ニーちゃぁん、まじドキドキするなぁ!」
「うむ。うむ。んもー、黙って観てよ?」

オナー(先攻)はローズ。1打目ティーショット、ちょい左とはいえ問題なし。
次いでマキロイのティーショット。超ロングドライブでフェアウェイどまんなかにつけた。
ローズの2打目、真っすぐにアイアンを打ち出すと、ボールはカップ横にバウンドしてグリーン上で止まる。マキロイの2打目、高いキャリーからグリーン場に落ちたボールは、ローズよりも内側につけ、ピタッと止まった。
ふたりとも、バーディーチャンスだ。
グリーン上に移動したふたり。先にローズがバーディーパットに挑戦する。
まるで斜面一面にツツジの花が満開に咲いているかのような、ものすごい人数の”パトロン”(観客)に見守られながら、ローズはこれほどにもないまでに慎重にラインを読み、丁寧にパターを打ち出した。打ち出す瞬間、コジュケイが悲鳴のように叫ぶ声だけが会場に響く。
(…Aahhhh!)
テレビからはため息混じりの観客の声。
「あっ…ローぞう、外した…!」
続けて4打目を打ち、ローズはパー(4打)でカップインした。
次にマキロイが1打で決めればウィニングパットとなる。
「さぁ。マキおニーちゃん!頑張って!!!」
「お…おれか?アハッ!」
おれらはテレビをじぃっと見つめる。
画面越しのマキロイは、不気味なほどに静まりかえる観客に取り囲まれ、そっと”最後の”1打を振った。
(カラン)
ボールはグリーン上を1mほど静かに転がると、大人しくカップの中に吸い込まれ、そして心地の良い音を鳴らした。
(Wooooooooo!!!!!)
「マキロイ、勝ったぁーーー!」
プレーオフをバーディで勝ちきったマキロイは、アタマを抱えてグリーン上にうずくまったのだった。
「マキロイ、勝ったぁーーー!」
リンくんと一緒にテレビの前にかじりついて観ていたおれら。歴史的瞬間を目の当たりにした。
マキロイはタイガー・ウッズ以来25年ぶりにキャリアグランドスラムを達成したんだって。
そして、共に勝負をしたローズ。顔をあげて立ち上がったマキロイと抱き合って、互いの健闘を称え合う姿が映し出された。
「ぐふぅ…!しびれる勝負だったなぁ。どっちも勝たせてあげたかったけどさ、ホント良かった。」
「ホントなー!毎年マスターズは必ず観てるけど、ヒデキ(松山英樹選手)が優勝した2021年と同じくらい、感激したなぁ!」
おれら、この余韻浸りつつ今週を楽しくスタートするぞ!
改めまして…
ロリー・マキロイ選手、マスターズ優勝おめっとー!そして、キャリアグランドスラム、おめっとー!!!
「おれら、ゴルフだいすきライオーン!」
ボブお & ボブぞ
The Masters 2025
https://www.masters.com/index.html
※中嶋常幸プロ、今年で最後のマスターズ解説、ありがとう!楽しく聞かせてもらいましたぁ!
TBSテレビ マスターズ
https://www.tbs.co.jp/masters
▼松山英樹選手がマスターズでアジア人初優勝したときのお話はコチラ▼
「ヒデキのみどり」
https://bobingreen.com/2021/04/12/997/