離島に初上陸 福江島 — ころすけの旅日記(五島&長崎編)その1

よぉ!

こんにちわーに!おれ、旅グマ、ころすけ!

昨年2025年の2月以来、約1年ぶりの旅だ。今回の行き先はというと、本州を飛び出し、さらに九州をも飛び越して、ナガサーキ(長崎)は五島列島のひとつ、福江島に来ています。

旅のお供は、リンくんとリンママちゃん(リンくんの母)、それから愛しのコアラのラアコだ。

今回の旅程は、福江島に3泊、長崎市内に2泊の計5泊6日というゆったり贅沢なスケジュールなのだ。

コトの発端は、去年の夏のこと。

「ねぇねぇ、ママさぁ、人生で最後にもう1回海外旅行行きたいとか、ある?万が一行きたい国があるとかで思い残すことがあるなら、健康なうちしか行けないからね。実現できるかどうかは別としても、そのときは言ってね。考えるから。」

酔っ払って気が大きくなったリンくんが、リンママちゃんにそんなことをのたまった。

するとリンママちゃん。

「うーん・・・海外は治安もアレで怖いし、これからパスポート取り直すのもあんまりだけど・・・でもちょっと考えてみるわ。」

その日はそれで会話が終わった。

後日。

「そうそう、海外旅行の件だけれどね、考えてみたの。」

とリンママちゃん。

内心ドキドキするリンくん。もし世界一周したいとか言われたらどうしよう。そこまでじゃないにしても、西洋文化好きのママちゃんがアジア地域を選ぶとは思えないし、もしヨーロッパ周遊したいとか言ったらどうしよう。

「海外はやっぱりもういいわ。いろいろ気疲れしそうだし、円安だし、それにやっぱりいろんな事件だとかもあって怖いし。だけど・・・。」

「ん?だけど?」

「長崎、行きたいわ。」

ほう!長崎。
そう、海外旅行はもうしたくないけれど、元気なうちにリンママちゃんが行きたい場所、それは長崎なのだという。

「ホラ、長崎って坂が多いっていうじゃない?自分の脚でなんとか歩けるうちに、行っておきたいかなって。」

そうか、そうか。なるほど。

んじゃ、そうと決まったら、リンツアーコンダクターが出動。いつだってリンくんはリンママちゃんの行きたいところを叶える専任コンダクターなのだ。

というわけで、長崎市内と合わせて、リンくん自身がかねてから憧れていた五島列島の教会巡りをセットで行こうって話がトントン拍子で決まったのだった。

ふたこと目には・・・
「ホラ、海外行くよりは安く済むはずだから。」

うむ、確かになぁ。ヨーロッパなんて今の為替ならツアーでもン十万円・・・だもんな。それよりは国内でゆったり旅をするほうがリンママちゃんの満足度は高いはず。

そうココロに決めて、リンくんはプランを作成したのだった。参考にしたガイドブックは主に2冊。だけど観光用のガイドブックだけじゃ満足できなくて図書館であれやこれや探してきた。

最近じゃぁさ、googleのCMで旅行プランを生成AIのGeminiに作ってもらうだなんて話もあるが・・・、ねぇ、旅行ってのはさ、計画するときからが楽しいわけでしょ?出発前までに関連する本を読み漁って、その土地に対する興味と知識をコレでもか!と盛り上げておくってのも悪くないぞ。

▼参考にした本はコチラ▼

【ガイドブック】

  • 『地球の歩き方 島旅01 五島列島 4訂版』地球の歩き方、2021年
  • 『まっぷるマガジン 長崎 ハウステンボス 佐世保・五島列島 ’26』昭文社、2025年
“ガイドブックだけじゃ足りず図書館で借りてきた”

【書籍】

  • 社団法人ナガサキベイデザインセンター『ナガサキ インサイトガイド 長崎を知る77のキーワード』、講談社、2010年
  • 本馬貞夫『世界遺産キリシタンの里—長崎・天草の信仰史をたずねる—』、九州大学出版会、2021年
  • 松尾潤『祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界』、批評社、2018年
  • 後藤暢子『離島を楽しむ 五島列島』、辰巳出版、2022年
  • 森岡美子『世界史の中の出島—日欧通行史上長崎の果たした役割—』長崎文献社、2001年
  • 下妻みどり『すごい長崎 日本を創った「辺境」の秘密』新潮社、2025年
  • 長崎平和研究所編『新版ガイドブックながさき 原爆遺跡と戦跡をめぐる』新日本出版社、2009年
  • 田本真啓『コソコソさんの紅い花』新日本出版社、2025年

もちろんネットもめっちゃくちゃ活用した

五島の島たび 五島市観光サイト
https://goto.nagasaki-tabinet.com/

旅グマころすけ 五島&長崎旅 5泊6日旅程

前半(1日目~3日目)】 福江島(長崎県五島市)

  • 1日目: 自宅→福岡空港経由→五島福江空港、福江島内 貸切観光タクシー周遊(堂崎天主堂、五島ワイナリーなど)
  • 2日目: 福江島内 貸切観光タクシー周遊(キリシタン関連資産を中心に教会巡りなど)
  • 3日目: 福江島内散策(武家屋敷通り)、奈留島日帰りツアーに参加(世界遺産構成要素の江上天主堂など)

後半(4日目~6日目)】 長崎市(長崎県長崎市)

  • 4日目: 福江港→長崎港 ジェットフォイル移動、長崎市内散策(世界遺産の大浦天主堂、キリシタン博物館)
  • 5日目: 長崎市内散策(原爆関連資産、平和公園、浦上天主堂)
  • 6日目: 長崎市内散策(グラバー園)、長崎空港→帰宅

五島列島ってどんなところ?

そもそも五島列島ってドコ?どんなトコ?というのをざぁっくり説明しておくな。

五島列島は九州の西に位置する諸島エリアで、行政区域としては長崎県になる。五島というだけあって大きな島は5つあるのだが、実際には無人島も含めて、152もの島から成り立っているらしい。

▼参考▼
https://goto.nagasaki-tabinet.com/iju/feature/basic

そのうち、今回おれらが滞在する福江島(ふくえじま)ってぇのは、五島列島の最南かつ最大の島だ。サイズも最大だし人口も最大。約3万人が暮らしているそうだ。また、五島列島内では唯一、航空旅客機が定期運航している島でもある。

福江島に到着!

朝9時台に羽田空港を出発したおれら一行は、途中福岡空港での乗り継ぎののちに、五島福江空港に到着した。時刻は午後1時過ぎ。かつてない小型のプロペラ機のタラップを下ったその場所は、おれにとって…いや、リンくんやリンママちゃんとっても、初の離島というやつだった。(沖縄本島を除く)

「あのぉ、リンさまでしょうか?」

預け入れ荷物を受け取り終え、よっこらせ、とリュックを背負おうとしていたところへ、ヒョロリとした眼鏡姿の男性がリンくんに声をかけてきた。

背もたれのないソファが何台か置かれただけの簡素なロビーにはすでに他の旅客の姿はなく、到着便を降機した者はすでに散り散りになっていた。

「あ、そうです、リンです。五島タクシーさんですね。よろしくお願いします。」

そう、声をかけてきた紺色のニット姿のヒョロリ男性は、予約してあった観光タクシーの運転手さんだった。歳はまぁ50代半ばってところだろうか?運転席にこすれるのだろう、ニットの背中には白っぽい毛玉がいくつもついていて、クシャっとした髪の毛には整髪料のような人工的なツヤも香りも感じられない、自然体なひとだ。

口調は穏やかで声量も決して大きいとは言えず、前屈み気味に、少し緊張した面持ちの彼は、俳優さんか芸人さんかの誰かに似ている気がしたけれど、全ッ然名前が出てこない。(思い出したらあとで知らせるね。むー。)

そんな彼は、リンママちゃんのスーツケースとリンくんのリュックを受け取るとトランクに丁寧に押し込み、「どうぞ」とふたりをクリーム色にオレンジ色の3本ラインの入ったシエンタの後部座席へエスコートしたのだった。

「今日半日と、明日の2日間、担当させていただくことになると思います、よろしくお願いします。」

運転席に座った彼はモゴ、と自己紹介をすると、じゃ、出発します、と言ってエンジンをかけた。

さぁ、福江島での最初の2日間はこの五島タクシーさんに委ねることになる。きっと冒頭にお名前を名乗ってくれたんだと思うけれど、よく聞き取れず、結局最後までわからずじまいだったのが申し訳ない。なので、ドライバーの頭文字をとってイニシャルD、ディーさんとしておこう。

「どうぞお世話になります。よろしくお願いします。」

うちのリンくんもよそ行きの様子で挨拶をする。

クリーム色のシエンタを操るディーさんとともに、我々の福江島の旅は始まった。

(その2 へ続く)

ころすけ

“クリーム色のシエンタ「五島タクシー」で我々の福江島の旅は始まった”
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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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