すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW ― 第34回 オオタカさんとオオバンさんとの距離
パタパタパタパタ!
こんにちわーに!野鳥レポーター、ウサギのすずちゃんこと鈴之助でっす。
2週間ぶりのこのコーナー、すずちゃんのぉぉぉぉぉっ野鳥にびっくりでSHOWぉぉぉぉぉ!
先週はコーナーはおやすみしちゃったけど、ちゃんと観察には行ってたもんね。
実はね、先週、すず、人生(ウサギ生)お初のオオタカさんに会ったの!
その場所はね…なんとー!…って、いつもの谷津干潟。アハッ!
11月下旬頃から冬のあいだ、毎年谷津干潟にはオオタカがやってくるんだって!成鳥と幼鳥、一羽ずつ確認できてるってレンジャーさんが言ってたよ。
先週は幼鳥を見ることができたんだけど、今週も会えるかな?って、確認しにやってきたんだぁ!
本日、2025年11月28日(金)晴れ!潮回りは小潮です。
11時ちょっと前に到着したけど、かなりの満潮だね。今日は昼間には干潮にならないみたいだからずっとこんな感じかなぁ。
いつも通りぐるりと干潟遊歩道を3.5km一周。本日は反時計回り。
紅葉がキレイだねぇ、落ち葉がサクサクして気持ちいいね!
風が吹くとカサカサカサって音を立てながら葉が散ってゆくの。春の桜の花びらとは違って、また風情があっていいねぇ。
リンくん、風が吹くたびに一生懸命連写してたよ。うまく撮れたかな?
だーけーどーっ!!!
「ねぇねぇリンくん。すず、気になって気になって仕方ない!オオタカさん、今日はいるのかなー?ねぇ、早くさぁ観察センター行って、確認しようよぉ!」
「はいはい、すず、リョーカイ。遊歩道には珍しい鳥さんもそんないなそうだし、センターまで行ってレンジャーさんに聞いてみよっか。」
スコープに群がるマダムたち。ンー?なんだなんだ?!
リンくんも順番を待って、レンジャーさんが用意してくれているスコープをのぞきこんだ。
すると…
「アッ!オオタカさん!幼鳥だぁ!」
「えーっ!ホント?すずも見たいな!」
すずはリンくんの双眼鏡を拝借して確認する。
「うきゃ!キャッキャッ!オオタカさん!目が黄色くてクチバシとがってて、カッコいいねぇ!脚も太くて筋肉質だねぇ!」
「ホントだねぇ!あ、何かついばんでるよ?んーっと…えーっと…」
リンくんはオオタカさんの足下をよぉく観察している。すると。
(「まぁたオオバンだねぇ!昨日の個体とは別じゃないかなぁ?!ねぇ?どうだろ?」)
他のお客さんの声が耳に入った。あ、常連さんのオジイちゃんだ。どうやら毎日ずっと観察してるらしいの。レンジャーさんとふたりで、今日のオオタカが昨日来たコと同一か否かについて議論を交わしている最中だった。
どうやらオオタカさんの足下にある獲物はオオバンさん。それをちょいちょいついばんでいるらしい。キョロキョロ、ツンツン、キョロキョロ、ツンツン。周りを気にして警戒しつつも、黒い羽根をむしっている姿が見える。
「ひゃーぁ。オオバンさんやられたかぁ!」
谷津干潟には今の季節では300羽以上ものオオバンさんが集まってきているらしい。優雅にそしてときにはコミカルに遊び暮らしているように見えるオオバンの群れ。
そのうちにも、こうやって食物連鎖に組み込まれるコもいるってことなんだね。
「ただね。不思議なんだよねー。オオタカとか猛禽類が出ると、カモ類は遠くに逃げて絶対に近寄らないのに、なぜかオオバンは逃げないんですよ。ホラね?」
うゎうゎ。オオタカさんのいる場所からわずか30mほどの距離に、オオバンさんの群れが普通に歩いてる。
通称「オオバンロード」。オオバンさんたちが真水を飲むために海水の干潟側から池へ歩いて渡ってくる芝生道のことで、この谷津干潟ではそう呼ばれている。
しかもよく見てみると、オオバンロードよりもさらに左側、いま まさにオオタカさんが食事をしているその目の前10mほどを、優雅に泳いでいる個体もいた。
「すず、びっくり!びっくり!オオタカさんとオオバンさんの距離にびっくりでSHOWぉぉぉぉぉ!」
「オオバンさんって、情報共有されないのかなぁ?”オオタカは危険だぞ、おれら食われまうぞ!近づくなキケン!”みたいなね?」
「そうそう。カモさんたちは一斉にこの周辺から遠ざかっちゃっのにね。裏の淡水池には誰もいなくなっちゃった。カワセミさんだっていないよ。」
レンジャーさんに聞いてみる。
「オオバンの群れとしては、一羽は捧げたんだからおれらには関係ないでしょ?ってことなんですかねぇ?」
「うーん、そう…かもしれないですねぇ。すでにやられちゃってるから、逆に自分たちは今日は安全って思ってるのかも。」
同意はしてくれたけれどちょっと困り顔のレンジャーさん。
そりゃそうか、こればっかりはオオバンの群れのリーダーにでも聞いてみないことには真実はわからない。でもあまりに通常営業のオオバンさんたちに、ある意味の生命力の強さというか図太さみたいなものを感じた。
自分たちの仲間が目の前で捕食されているなかで、悠々と水を飲みに来ては敵に目もくれないオオバンさんたち。数の論理なのだろうか?300羽以上も群れでいれば、もしかすると一羽いなくなってもそれが当然、想定内なんだろう。しかも、そのことに怯えたり逃げたりしないところが他の鳥たちとは違うところ。堂々と日常生活を送っているように見える。
かたや、鳥界では最強の部類に入るオオタカさんだけれど、幼い子供だからなのか、ずっとびくびくしているように見える。しっかりと足元に栄養を確保していながら、なぜかキョロキョロと見回して警戒心を解くことはないのだ。もちろんまわりには親さえおらず、独りぼっちの単独行動だ。
「ハァー…すず、今日もびっくり!オオタカさんびくびくでびっくりでSHOWだよぉー!」
その後、2時間近くオオタカさんの様子を観察していたのだけれど、場所を移動することもなくずっと警戒しながら獲物をついばんでいた。
オオタカさん目当ての他のお客さんや、さっきお話していた常連のオジイちゃんも、みんな帰ってしまった。
「はぁー。オオタカさん動きナシだね。すず、うちもそろそろ帰ろうかね?」
「うーん、そだね。なんだかこうやってみると、種の強さっていうのはひとことでは語れないんだなぁって感じたよ。」
いやぁ・・・!すず、野鳥の世界にどんどんハマっちゃったなぁ。
今回のすずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW、第34回「オオタカさんとオオバンさんの距離」にびっくりびっくりでした!
また次回もお楽しみにー!
すずでしたっ!
すず(鈴之助)
いつも通り観察センターでおにぎりモグモグしながらオオタカさん見てたんだぁ
▼すずが愛用している野鳥図鑑はコチラ▼
谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市)
https://www.seibu-la.co.jp/yatsuhigata/
▼すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW アーカイブはコチラ▼
「すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW — 第33回 はじめましてマヒワさん!」
https://bobingreen.com/2025/11/19/17534/
「すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW — 第32回 新しい双眼鏡でびっくり!」
https://bobingreen.com/2025/11/10/17312/
「すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW — 第31回 オオバンさんが飛んだと思ったら…ケリ&タゲリコンビのオンステージ!」
https://bobingreen.com/2025/10/31/17184/
「すずちゃんの野鳥にびっくりでSHOW — 第30回 船橋三番瀬でオオソリハシシギさんに大接近!」
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