“ブタ”の悲鳴

ピギュゥ!!!!
キュゥウウウ、ブブブブ。

バブゥウウウ、ぺギュゥウウウ!ブブブブ!

バフゥ、ババババババ!ピギュゥ!!!!

ボブおです。

今日は、本当にあったちょっと怖いおはなしに挑戦するよ。

ひゅーどろどろどろどろ・・・。

・・・我が家では、週にいっぺん、”ブタ”が悲鳴をあげるの。

おシゴト終えたリンくん。

キッチンに立ち、包丁を片手に、サクサクと”ブタ”を切り分ける。

小鍋を火にかける。

そして、水から”ブタ”を、グツグツと強火で茹でるのだ。

そうして、待つこと10分。

グツグツの小鍋のお湯を茹でこぼす。

その途端・・・。

急に、”ブタ”が鳴きだすのだ。

家中に響き渡る、すごい鳴き声。

おれ、ライオンだけど、あんなに悲しそうに鳴くどうぶつの声は聞いたことがない。

もしも、茹でガエル、ってやつなら、茹でられてることに気が付かぬまま幸せに過ごしたに違いない。

しかし、”ブタ”のやつってば、茹であげられてから、初めてその痛みに気が付いてしまう。

そんな悲しい運命。その大きな叫び。

週にいっぺん、聞くのはしのびないのだよ。

ピギュゥ!!!!
キュゥウウウ、ブブブブ。

バブゥウウウ、ぺギュゥウウウ!ブブブブ!

バフゥ、ババババババ!ピギュゥ!!!!

3分ほど、ダンマツマの叫びが続く。

まるで、助けてー!!!もう、許してー!!!と懇願するかのような叫び。

おれらが、同じ部屋にいるのが辛くなるくらいの、大きな、大きな、救いを求める、その声。

おれ、カミナリ、すっごく苦手なのね。

オハナ全員で、耳をふさいで耐えていると。

“ブタ”のやつ、急におとなしくなった。

ああ・・・もう、今夜の奴も、終わりか・・・。

そう思った瞬間。

クンクン。クンクン。

んー?なんだか、いいニオイしてきたぞ。

めんつゆと、とうがらしと、かつおぶし、のいいカオリ。

ぐつぐつぐつぐつ。

みんなー、できたよ!

おわー?わーい。ハラへったぁ。今夜のメシ、なぁに?

「”ブタ”の悲鳴」だよー。

わぁい。おれら、”ブタ”の悲鳴、だいすき!

おビーにぴったりのうましヘルシな定番おつまみだよね!

さっ、みんなで、いっただっきまーす!

ボブ家の定番おつまみのお話でした♪

フツーのおうちでは、「カミナリこんにゃく」っていうらしいよ。

作るときにね、鍋底でバリバリっていうすごい音がするから、「カミナリ」っていうらしいんだけどね、我が家では「”ブタ”の悲鳴」に聞こえるよね、って。

さぁさ、召し上がれ♪

フハッ!今宵も、カンパーイ!

ボブお。

“カミナリは苦手だけど、カミナリこんにゃくは大好き”

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Rin(リン)

ぬいぐるみブロガー、Rin(リン)です。 ライオンのボブ家と愉快な仲間たち、そしてニンゲンのケンイツ園長と一緒に、みどりキャンプ場で暮らしています。 ボブ家の日常を、彼らの視点でつづっていきます。

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