三越のライオンとやさしいライオンとボブぞライオン
オトモダチのみなさーん!こんにちわーに!
おで、ライオンのボブぞだよ。
今日はおで、トーキョーは日本橋にご用事があってやってきたの。
ご用事・・・といっても・・・、楽しい用事じゃぁなくてねぇ、リンくんの検査通院の付き添いなのだけどさ。
んまーそれはさておき。
リンくんの検査が終わってから、ちょこっとだけ日本橋をおさんぽ!
おで、付き添いのゴホービのお楽しみタイムなの!
まずは腹ごしらえ。
コレド室町に入っている、おだしの老舗にんべんさんがやっている、「日本橋だし場」!
立食形式の簡易イートインで、リンくんと一緒にお昼ごはんを食べたよ。
(「日本橋だし場」のお話はコチラ→「ボブぞのお昼ごはーん(2025.8.28 Thu)」)
三越のブロンズのライオン
日本橋といえば、国の重要文化財でもある三越本店の、正面にいらっしゃるライオンさま!
おで、実はお初のご対面なのだ。
うわぁいうわぁい!思ってたよりもでっけーのなーぁ!立派!
「ボブぞ、写真撮ってあげるよ!ホラ、ポーズ!」
おーおー。リンくんのスマホに向かっておではスマーイルを決める。
「ン?このライオンさま、鼻の穴、大きいのねぇ!アハッ!」
リンくんは検査が終わってようやくホッとしたのかキャッキャキャッキャとはしゃいでいる。
「あ、なぁリンくん、どぉどぉ?おでも一緒にがおー!って吠えて番犬ならぬ番獅子ごっこ!」
「ふふ。楽しそうだねぇ!ボブぞはまだ10歳だからなぁ・・・三越の歴史には到底敵わないけどさ、カッコいいよ!」
やなせたかしさんのやさしいライオン
貫禄ある紫色の「越」ののれんをくぐって、いざ入店。
たまたま今日は、やなせたかしさんに関する展示が行われているらしいと知ってね。やってきたのだ!
題して、「やなせたかしと三越~3頭のライオンとの出会い」だってさ。
へぇ?ほぉ!
やなせたかしさんといえば、とにもかくにもアンパンマンの作者であるというイメージが強いけれど、『やさしいライオン』をはじめとした絵本作家さんでもある。
それからねー、高知県出身っていうのも知ってたよ。
でもね。
「え?!なんと!えー!三越の社員だったの?」
リンくん、展示内容を見てびっくり!昔のピンク色の包装紙のデザインにある”mitsukoshi”のレタリング、あれはじつはやなせたかしさんが書いたものだったらしい。
「いやいや、そんな経歴をお持ちだったとは知らなかった。」
それが1頭目のライオン。
2頭目のライオンは、出身地の高知県にある「やなせライオン」と呼ばれる石像なんだって。
そして。
3頭目が、名作の絵本『やさしいライオン』だ。
おで、まだ小さかった頃に読んだことあるの。リンくんがね、当時、図書館でタイトルに「ライオン」ってつく絵本を探しまくってくれてね、そのときに読んだよ。
「おで、心優しくて強いライオンになりたいんだって思ってるけど・・・ねぇ、なれてるかな?」
おではリンくんにそっと聞いてみた。
「うん、ボブぞは優しすぎるくらい優しいよ。ホラ、今日だって、なんなら昨日だって、わたしの病院についてきてくれたでしょ。」
「うん。じゃあ、おで、やさしいライオン。」
「そう、やさしいライオン。」
「おでのこと、悲しませないでね。」
「もちろん。悲しませないよ。約束ね。」
「うん、おでも約束する。」
カシャッ
おではうちのニンゲンのリンくんと、絵本『やさしいライオン』の表紙の絵の拡大パネルの前で向き合った。
「さ、お買い物して、帰ろかね。ボブぞ、何食べたい?」
「えー!食べたことないうまいものー!」
「アハッ!出た出た!んじゃー、地下行きますか。」
おでとリンくんは、手をつないで下りのエスカレーターへ向かったのでした。
やなせたかしさんと3頭のライオンのことを知りたいひとは、是非日本橋三越本店へ足を運んでみてねー!
連ドラ「あんぱん」展も併設されてたよ。興味あるひとはソッチもチェックしてみてね。
おでの日本橋ちょこっと散歩でした!
あぁ、今日は朝からちょいと疲れたけど、楽しかったぞー!
ボブぞ
「やなせたかしと三越~3頭のライオンとの出会い~」展
会期: 2025年8月20日(水)〜9月2日(火)
場所: 日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
https://www.mistore.jp/shopping/event/nihombashi_e/yanase_50
やなせたかし作・絵『やさしいライオン』(新装版、フレーベル館、2022年10月)
https://book.froebel-kan.co.jp/book/detail/9784577050958